自己分析の方法:面接で「採用したい!」と思わせる強みの見つけ方

「自分の強みなんて、特にないなぁ…」 「ただルーティンで撮影していただけだし…」
職務経歴書を書こうとして、筆が止まってしまう技師さんは多いです。 しかし、あなたには必ず強みがあります。それに気づき、言語化する作業が「自己分析」です。
自己分析がしっかりできていると、面接での受け答えに一貫性が生まれ、採用担当者に「この人は即戦力になる」「うちの病院に合っている」と思わせることができます。
1. 経験の棚卸し(キャリア・インベントリ)
まずは、これまでやってきたことを全て書き出してみましょう。どんな些細なことでもOKです。
- 担当モダリティ: 一般撮影、CT、MRI、RI、透視、血管造影、健診マンモ、etc.
- 撮影件数: 1日あたり何件撮っていたか?
- 使用装置: メーカー名、機種名(操作できる装置が多いほどアピールになります)
- 役割: 新人指導、リスクマネジメント委員、機器管理責任者、シフト作成、etc.
- 工夫したこと:
- 「小児撮影で泣かれないように〇〇な工夫をした」
- 「ポジショニングの補助具を自作して再撮影率を〇%減らした」
ゆん
これらをリストアップするだけでも、「自分はこれだけのことをやってきたんだ」という自信になります。
2. Will / Can / Must のフレームワーク
自己分析の定番フレームワークです。これら3つの円が重なるところが、あなたの「理想の職場」です。
① Will(やりたいこと)
- 将来どうなりたいか?
- どんな仕事にワクワクするか?
- 例: 心臓CTのスペシャリストになりたい、定時に帰って家族との時間を大切にしたい
② Can(できること)
- 今の自分に何ができるか?(スキル、経験)
- 得意なことは何か?
- 例: 造影CTの迅速な撮影、患者さんの不安を取り除く声かけ、PCスキル
③ Must(求められていること)
- 転職市場(応募先)が求めていることは何か?
- 社会的なニーズは?
- 例: 即戦力としての撮影技術、夜勤ができる体力、チーム医療の一員としての協調性
ゆん
面接では、あなたの「Can(できること)」を使って、相手の「Must(求めていること)」を解決し、その結果あなたの「Will(やりたいこと)」も叶う、というストーリーを伝えます。
3. 「なぜ?」を5回繰り返す
志望動機が薄っぺらくならないようにするテクニックです。
Q. なぜ転職したいの? A. もっとスキルアップしたいから。
Q. なぜスキルアップしたいの? A. 今の病院では一般撮影ばかりで、CTやMRIに触れないから。
Q. なぜCTやMRIをやりたいの? A. 画像診断の奥深さに興味があるし、認定資格も取りたいから。
Q. 認定資格を取ってどうなりたいの? A. 医師と対等に画像についてディスカッションできる技師になりたい。
Q. それはなぜ? A. 自分の撮影した画像で病変が見つかり、患者さんの治療に貢献できた時が一番嬉しいから。
ここまで掘り下げれば、「主体的に検査に関わり、チーム医療に貢献したい」という強力な志望動機が見えてきます。
SWOT分析で「強み」を客観視しよう
自分の置かれている状況を客観的に見るために、SWOT分析も有効です。
| 内的要因 | 外的要因 |
|---|---|
| Strengths(強み) ・CT認定技師の資格あり ・救急対応の経験豊富 ・体力に自信あり | Opportunities(機会) ・近隣に循環器専門病院が開設予定 ・AI活用のニーズ増 ・技師のタスクシフト拡大 |
| Weaknesses(弱み) ・MRIの経験が浅い ・英語論文が苦手 ・マネジメント経験なし | Threats(脅威) ・地域の人口減少 ・病院の統廃合 ・AIによる単純業務の代替 |
ゆん
自分の「強み」を「機会」にぶつける戦略(例:救急経験を活かして、新設の循環器病院に応募する)が見えてきます。
まとめ:自己分析は「自分の取り扱い説明書」作り
自己分析は、転職活動のためだけにするものではありません。 自分が何に価値を感じ、どう生きたいのかを見つめ直す、人生のコンパスを作る作業です。
じっくり時間をかけて自分と向き合ってみてください。 きっと、あなただけの輝く「強み」が見つかるはずです。
ゆん
準備ができたら、いざ実践! 自信を持って、新しい一歩を踏み出しましょう。



