放射線

バリウム検査とは?|流れ・時間・費用・注意点を技師が解説

この記事でわかること

  • バリウム検査の基本的な仕組みと目的
  • 検査の流れと所要時間
  • 費用の目安(保険適用)
  • 検査前後の注意点と下剤の重要性
  • 胃カメラとの違いと使い分け
  • よくある疑問への回答(便秘対策、副作用など)

放射線技師歴10年以上の筆者が、現場で毎日行っている検査について、患者さん目線で優しく解説します。

【結論】バリウム検査の基本情報まとめ

項目内容
正式名称上部消化管造影検査(じょうぶしょうかかんぞうえいけんさ)
検査時間3〜7分(準備含めて15〜20分)
痛みなし(体を回転させる動きあり)
費用(3割負担)単純検査:2,000〜3,000円
健診:自治体により異なる
服装検査着に着替え(金属類すべて外す)
食事制限前日21時以降絶食
当日朝も絶食
被ばくあり(0.6mSv/回)
年間受診者数約1,000万人(日本)

バリウム検査とは

バリウム検査は、白い造影剤(硫酸バリウム)と発泡剤を飲んで、X線で食道・胃・十二指腸を撮影する検査です。

最大の特徴

  • 二重造影法 → バリウム(白)と空気(黒)のコントラストで粘膜の凹凸を描出
  • 非侵襲的 → 体に管を入れないので苦痛が少ない
  • スクリーニングに適する → 短時間で全体像を把握できる

体位変換のタイミングとバリウムの付着具合で画像のクオリティが大きく変わります

検査で分かる病気

  • 胃がん – 診断精度70〜80%、死亡率を約40%減少
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 胃ポリープ
  • 慢性胃炎・急性胃炎
  • 食道がん
  • 食道静脈瘤

主な検査対象者

  • 40歳以上の健康診断受診者(自治体検診)
  • 胃の不調がある方(医師の判断)
  • 胃がん検診を希望される方

検査の流れ

1. 検査前日・当日の準備

前日(検査の12時間前〜)

  • 21時(または22時)までに夕食を済ませる
  • それ以降は絶食
  • 水分は適度に摂取可能(施設により異なる)

当日朝

  • 絶食を継続
  • 飲水も控える(少量の水で内服薬を飲むのはOKな場合が多い)
  • 服薬中の方は事前に医師に相談

2. 受付・問診(5分)

  • 問診票の記入
  • 便秘の有無の確認
  • 妊娠の可能性の確認(女性のみ)
  • 過去の検査でのトラブル確認

3. 着替え(5分)

金属のない検査着に着替えます。

外す必要があるもの

  • ネックレス、ピアス、指輪などのアクセサリー
  • 腕時計
  • ヘアピン(金属製)
  • 入れ歯(金属を含む場合)
  • メガネ
  • ベルト
  • ブラジャー(ワイヤー入り)
  • 湿布、カイロ

4. 検査室入室(2分)

検査台の上に立ちます。このとき、少し緊張する方が多いですが、私たち技師がしっかりサポートしますのでご安心ください。

5. 発泡剤の服用(30秒)

最初に飲むのが発泡剤(粉薬または顆粒)です。これを少量の水で飲むと、胃の中で炭酸ガスが発生し、胃が風船のように膨らみます。

ポイント:ゲップを我慢!

  • 発泡剤を飲んだ後、ゲップをしたくなりますが、できるだけ我慢してください
  • ゲップをすると胃がしぼんで良い画像が撮れません
  • どうしても我慢できない場合は技師に伝えてください

ゲップがこみ上げたら唾を飲み込むと少し楽になるみたいです

6. バリウムの服用(1分)

次に白いバリウム液(約200〜250ml)を飲みます。

最近のバリウムの特徴

  • 味が改良されている(バニラ、イチゴ風味など)
  • どろっとした感触(飲むヨーグルトより少し重い)
  • 高濃度製剤で少量でも描出良好

7. 撮影と体位変換(3〜7分)

ここが私たち放射線技師の腕の見せどころです。

撮影のざっくりした流れ

  1. バリウムを飲み込む時 → 食道を観察
  2. 仰向け → 胃の後壁を観察
  3. うつ伏せ → 胃の前壁にバリウムを付着
  4. 右向き → 胃の小弯側を観察
  5. 左向き → 胃の大弯側を観察
  6. 斜め45度 → 十二指腸を観察
  7. 立位 → 胃全体の形を観察
  8. 腹部を圧迫 → 胃の粘膜を詳しく観察

各ポジションで5〜10秒程度静止していただき、合計10〜12枚程度の画像を撮影します。

撮影中の技師からの指示例:

  • 「右に体を向けてください」
  • 「息を吸って、止めてください」
  • 「そのまま動かないでください」
  • 「力を抜いてリラックスしてください」

実は技師側も結構大変です。患者さんの安全を確保しながら、最適なタイミングで撮影ボタンを押す。1日30〜40人撮ると、腰にきます…

8. 検査終了・着替え(5分)

撮影が終わったら、検査台から降りて着替えます。

超重要:下剤を必ず受け取る! 検査終了時に下剤を渡されます。これは絶対に飲み忘れないでください。

下剤を使用することによってバリウムが腸内に滞留してしまうのを防ぎます

所要時間

工程時間
受付・問診5分
着替え5分
発泡剤・バリウム服用2分
撮影(健診)3〜5分
撮影(詳細検査)5〜7分
着替え5分
合計20〜30分

ポイント

  • 混雑状況により待ち時間が発生する場合があります
  • 体を動かしにくい方は時間がかかる場合があります
  • 撮影中に動いてしまうと撮り直しになり、時間が延びます

費用

保険適用の場合(3割負担)

検査内容費用の目安
バリウム検査(医療機関)2,000〜3,000円
胃X線検査(人間ドック追加)3,000〜5,000円
自治体の胃がん検診500〜2,000円
自治体検診(無料対象年齢)無料

※費用は医療機関や自治体によって異なります

費用に含まれるもの

  • 撮影料
  • バリウム・発泡剤の薬剤費
  • 画像診断料(読影料)
  • 下剤

年間受診者数

日本全国で約1,000万人が毎年バリウム検査を受けています(2010年データでは約243万人が自治体検診で受診)。

検査後のケア【最重要】

バリウム検査で一番大切なのは、実は「検査後」です。検査そのものよりも、検査後のケアが不適切だと重大なトラブルにつながる可能性があります。

下剤の服用(絶対に忘れずに!)

服用タイミング:

  • 検査直後、帰宅前に1回目を服用
  • 帰宅後、6時間経っても排便がない場合は追加服用

下剤の種類: 多くの施設では酸化マグネシウムやセンノシド系の下剤が処方されます。

授乳中の場合母乳に成分が移行する可能性があるので、センノシドは避けましょう

水分摂取

目標:いつもの1.5倍

  • 検査当日は通常より500ml〜1L多めに水分を摂取
  • お水、麦茶、ほうじ茶がおすすめ

避けるべき飲み物:

  • アルコール(利尿作用があり脱水の原因)
  • コーヒー、緑茶(カフェインによる利尿作用)
  • 炭酸飲料(ガスで腹部膨満感)

食事

検査後すぐに食事OK

  • 消化の良いものから始める
  • 食物繊維を多く含む食品がおすすめ

おすすめ食品:

  • ごはん、うどん
  • 野菜(キャベツ、ほうれん草など)
  • 海藻類(わかめ、ひじき)
  • 果物(バナナ、りんご)
  • ヨーグルト

避けるべき食品:

  • 脂っこいもの(揚げ物、ラーメンなど)
  • 辛いもの
  • 極端に冷たいもの

運動

軽い運動が効果的:

  • 10〜20分程度の散歩
  • 腸の蠕動運動を促進

排便の確認

正常な経過:

  • 下剤服用後4〜6時間で効果が現れる
  • 最初の便は白っぽい(バリウムが混ざっている)
  • 2〜3回で徐々に通常の色に戻る

24時間以内に排便がない場合: → 医療機関に連絡

3日経っても白い便が続く場合: → 医療機関を受診

検査後の合併症(まれ)

軽度:

  • 便秘(最も多い)
  • 腹部膨満感
  • 吐き気

重度(極めてまれ):

  • 腸閉塞(10万人に数件)
  • 消化管穿孔(10万人に数件)

厚生労働省の報告(1954年以降)では、消化管穿孔等27例(うち死亡4例)、ショック18例が報告されています。年間受診者約1,750万人(2004年度)から考えると、発生率は非常に低いですが、ゼロではありません。

現場で30年以上働いている先輩技師でも、重篤な合併症は「1回見たことがあるかないか」レベル。でも、だからこそ下剤と水分摂取が超重要です

胃カメラとの違い

5秒でわかる比較表

項目バリウム検査胃カメラ(内視鏡)
正式名称上部消化管造影検査上部消化管内視鏡検査
原理X線とバリウムのコントラストカメラで直接観察
被ばくあり(0.6mSv)なし
診断精度70〜80%90%以上
検査時間3〜7分5〜15分
苦痛度少ない(体を回転)中〜大(喉の違和感)
費用2,000〜3,000円3,000〜5,000円
組織検査できない可能(生検)
検査後下剤必須特になし(鎮静剤使用時は安静)
得意な病変スキルス胃がん、全体像の把握早期がん、色調変化

エビデンスに基づく比較

胃がん死亡率減少効果:

日本のデータ:

  • バリウム検査:約40%減少(日本消化器がん検診学会)

韓国の大規模調査(25万人対象):

  • 胃カメラ:47%減少
  • バリウム検査:2%減少

がん発見率:

  • 早期胃がん:胃カメラが圧倒的に優位
  • スキルス胃がん(浸潤型):バリウム検査の方が発見しやすい場合がある

どちらを選ぶべき?

バリウム検査がおすすめの方:

  • 初めての胃がん検診
  • 症状がない方のスクリーニング
  • 胃カメラに抵抗がある方
  • 短時間で済ませたい方

胃カメラをおすすめする方:

  • 胃の症状がある方
  • バリウムで異常が見つかった方
  • 家族に胃がんの方がいる
  • ピロリ菌除菌後の方(色調変化型の早期がんを見逃さないため)
  • 50歳以上の方

迷ったら → 医師に相談してください。年齢、症状、家族歴などから最適な方法を提案してもらえます

個人的には「両方やるのが一番」と言いたいところですが、費用や時間の問題もありますよね。最近は胃カメラの鎮静剤(寝てる間に終わる)も進化してるので、選択肢としてありだと思います

よくある質問

バリウム検査FAQ
💬 Q1. バリウムを飲むのが怖いのですが…

A. 大丈夫です。飲むのは1分程度、量も約200〜250mlです。

飲みやすくするコツ:

  • 一気に飲もうとせず、数回に分けてOK
  • ストローを使う施設も多い
  • 最近のバリウムは味が改良されている
  • 「飲むヨーグルトを少し重くした感じ」とイメージ

本当に飲めない場合:

  • 胃カメラへの変更を検討
  • 事前に医療機関に相談
💬 Q2. ゲップを我慢できる自信がありません

A. 大丈夫、多くの方が同じ心配をされています。

我慢のコツ:

  • 口を閉じて鼻呼吸
  • 顎を引いて下を向く
  • 飲み込む動作を繰り返す
  • 「あと数分」と心の中でカウントダウン

少しゲップが出てしまっても:

撮影は可能です。大きく何度もゲップをしなければ、問題ありません。

💬 Q3. 検査中に気分が悪くなったらどうすればいいですか?

A. すぐに技師に伝えてください。検査を中断できます。

よくある症状:

  • 吐き気
  • めまい
  • 動悸
  • 腹痛

検査台にはブザーがついている施設もあります。無理に我慢する必要はありません。

💬 Q4. 前日の食事は何を食べたらいいですか?

A. 消化の良い、軽めの食事がおすすめです。

OK:

  • ごはん、うどん
  • 白身魚、鶏肉(脂肪少なめ)
  • 豆腐
  • 煮物

NG(避けたほうが良い):

  • 脂っこいもの(焼肉、揚げ物)
  • 海藻類(消化に時間がかかる)
  • きのこ類
  • 大量のアルコール
💬 Q5. 薬を飲んでいますが、当日の朝も飲んでいいですか?

A. 薬の種類によります。事前に医師に確認してください。

一般的な対応:

  • 降圧剤:当日朝も服用(少量の水で)
  • 糖尿病薬・インスリン:当日朝は中止(医師の指示に従う)
  • その他の薬:医師に確認
💬 Q6. 便秘気味ですが、検査を受けても大丈夫ですか?

A. 程度によります。以下の場合は事前に相談が必要です。

相談が必要な状態:

  • 検査前3日間排便がない
  • 過去にバリウム検査後に便秘で医療機関を受診したことがある
  • 日常的に強い下剤を使用している

対策:

  • 検査数日前から水分を多めに摂取
  • 食物繊維を意識的に摂取
  • 事前に緩下剤を処方してもらう(医師に相談)
💬 Q7. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?

A. 妊娠中は原則として避けます。授乳中は問題ありません。

妊娠中:

  • 放射線被ばくがあるため、特に妊娠初期は避ける
  • どうしても必要な場合は医師と相談
  • 代替検査として超音波検査を検討

授乳中:

  • 検査可能
  • バリウムは体内に吸収されないため、母乳への影響なし
  • 通常通り授乳可能
💬 Q8. 糖尿病ですが、検査を受けても大丈夫ですか?

A. 基本的に可能ですが、事前の相談が必要です。

注意点:

  • 当日朝の血糖降下薬・インスリンは中止(主治医の指示に従う)
  • 検査後すぐに食事を摂取
  • 低血糖症状に注意
  • 飴やジュースを持参すると安心
💬 Q9. 放射線被ばくが心配です

A. バリウム検査の被ばく量は0.6mSv/回で、健康への影響はありません。

比較データ:

  • バリウム検査:0.6mSv
  • 胸部レントゲン:0.02mSv(バリウムの1/30)
  • 腹部CT:6.8mSv(バリウムの約11倍)
  • 自然放射線(年間):2.1mSv

年に1回の検査であれば、健康への影響はないとされています。

💬 Q10. 白い便が3日間続いていますが、大丈夫ですか?

A. 通常は2〜3日で通常の色に戻りますが、心配な場合は医療機関に連絡してください。

正常範囲:

  • 1日目:白〜灰白色
  • 2日目:薄茶色〜白混じり
  • 3日目:通常の茶色に戻る

医療機関への連絡が必要な場合:

  • 24時間全く排便がない
  • 激しい腹痛がある
  • 嘔吐を繰り返す
  • 血便が出る
  • 発熱がある

まとめ

バリウム検査は、日本の胃がん検診を長年支えてきた重要な検査です。

覚えておきたいポイント:

  • ✅ 短時間で食道・胃・十二指腸を観察できる
  • ✅ 苦痛が少ない(体を回転させるだけ)
  • ✅ 費用が比較的安い(3割負担で2,000〜3,000円)
  • ✅ 胃がん死亡率を約40%減少させる効果あり
  • ✅ 検査後の下剤と水分摂取が超重要
  • ✅ 前日21時以降は絶食
  • ✅ ゲップは我慢する
  • ✅ 便秘がちな方は事前に相談
  • ✅ 24時間以内に白い便が出ることを確認

私たち放射線技師からのメッセージ:

毎日何十人もの患者さんのバリウム検査を担当していますが、不安そうな顔で来られた方が「思ったより楽でした」と笑顔で帰られるのを見ると、とても嬉しくなります。

技師によって撮影技術に差があるのは事実です。だからこそ、私たちは日々研修や勉強会で技術を磨いています。大手医療機関では年間13万件以上の検査を行い、約30名の専門技師がチームで対応しています。

検査に不安があれば、遠慮なく私たちに声をかけてください。「ゲップが我慢できないかも」「体を動かすのがつらい」など、何でも相談していただければ、できる限り対応します。

胃がんは早期発見で治る病気です。

定期的な検査で、大切な体をしっかりチェックしていきましょう。

理解度チェッククイズ

バリウム検査 理解度チェッククイズ
Q1. バリウム検査について正しいものはどれでしょう?
A) 前日の夜9時以降は水も飲んではいけない
B) 検査後の下剤は飲まなくても自然に出る
C) ゲップをできるだけ我慢する必要がある
D) 放射線被ばくはゼロである
💡 答えを見る
正解:C) ゲップをできるだけ我慢する必要がある
解説:
  • A) 前日夜は水分摂取可能な施設が多い(要確認)
  • B) 下剤は必ず飲む必要がある。飲まないと腸閉塞などのリスク
  • C) 発泡剤で胃を膨らませるため、ゲップを我慢する必要がある
  • D) X線を使うため、0.6mSvの被ばくがある(ただし健康への影響はない範囲)
Q2. バリウム検査後の対応として最も適切なものはどれでしょう?
A) アルコールを飲んで胃腸の動きを活発にする
B) いつもより500ml〜1L多めに水分を摂取する
C) 激しい運動をして腸の動きを促進する
D) 24時間は食事を控える
💡 答えを見る
正解:B) いつもより500ml〜1L多めに水分を摂取する
解説:
  • A) アルコールは利尿作用があり、脱水を招く可能性がある。検査後は避ける
  • B) バリウムの排出を促すため、普段より多めの水分摂取が推奨される
  • C) 激しい運動は不要。軽い散歩(10〜20分)が適切
  • D) 検査後すぐに食事を摂ってOK。むしろ腸の動きを促すために食事は必要
Q3. バリウム検査と胃カメラの比較として正しいものはどれでしょう?
A) バリウム検査の方が診断精度が高い
B) バリウム検査では組織検査(生検)ができる
C) バリウム検査の方が検査時間が短い
D) バリウム検査の方が費用が高い
💡 答えを見る
正解:C) バリウム検査の方が検査時間が短い
解説:
  • A) 診断精度は胃カメラの方が高い(バリウム70〜80% vs 胃カメラ90%以上)
  • B) 組織検査ができるのは胃カメラ。バリウムは画像診断のみ
  • C) バリウム検査3〜7分 vs 胃カメラ5〜15分(撮影時間)
  • D) バリウム検査の方が費用は安い(バリウム2,000〜3,000円 vs 胃カメラ3,000〜5,000円)
補足:

それぞれに得意・不得意があります。早期がんの発見は胃カメラが得意、スキルス胃がんや全体像の把握はバリウムが得意な場合もあります。

参考文献

ガイドライン・学会資料

  1. 日本消化器がん検診学会「胃がん検診マニュアル 2025年改訂第3版」
  2. 日本医学放射線学会「画像診断ガイドライン 2021年版」
  3. 日本医学放射線学会「造影剤安全性委員会報告」
  4. 厚生労働省「医薬品・医療機器等安全性情報」
    • バリウム検査における副作用報告(1954年以降のデータ)
    • 消化管穿孔等27例、ショック18例の報告
    • 厚生労働省 HP
  5. 国立がん研究センター「がん情報サービス 胃がん検診」

学術論文・書籍

  1. 「新・胃X線撮影法ガイドライン 改訂第4版」日本消化器がん検診学会編(医学書院)
    • バリウム検査の撮影技術の標準化
    • 体位変換の詳細な手技
    • 二重造影法の理論と実践
  2. 「消化器画像診断アトラス」(医学書院)
    • バリウム検査画像の読影ポイント
    • 正常解剖と病的所見の比較
  3. 「これならわかる!消化管X線検査」(医学教育出版社)
    • 技師や研修医向けの入門書
    • 実践的な撮影テクニック

海外資料

  1. American College of Radiology「ACR Appropriateness Criteria」
  2. Radiology: “Upper Gastrointestinal Series: Indications, Techniques and Safety”
    • 国際的な標準手技の解説

統計データ出典

  1. 宮城県対がん協会
  2. 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイトKOMPAS
    • 消化管X線造影検査の詳細解説
    • KOMPAS

安全性関連

  1. 日本放射線技術学会「医療被ばくガイドライン」
  2. 医療安全推進者ネットワーク「判決事例No.159」
    • バリウム検査後の合併症に関する医療訴訟事例
    • 下剤不投与による消化管穿孔のケース

製剤情報

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    • KEGG MEDICUS

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「放射線技師ラボ」を運営する診療放射線技師のゆんです。 資格取得、転職、副業などのキャリア情報と、検査を受ける患者さん向けの安心情報を発信しています。業務効率化アプリの開発もしています。

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