「物理の計算問題を見ただけで吐き気がする」 「公式を覚えても、どの数字を入れていいか分からない」

そんな文系脳のあなたに朗報です。 物理の正体は、数式ではなく「単位の世界」です。 単位さえ合わせれば、公式を覚えていなくても答えが出てしまうことが多々あります(次元解析)。

1. 単位は嘘をつかない

例えば、こんな問題があったとします。

問題

吸収線量率 2 Gy/h の環境に、30分間滞在したときの吸収線量は?

これに公式なんて要りません。単位を見てください。 求めたいのは「吸収線量 (Gy)」です。 与えられているのは「Gy/h」と「分 (min)」です。

Gy/h×=GyGy/h×時間=Gy

これだけです。ただし、単位を合わせる必要があります。

30分 = 0.5時間 (h) なので、

2(Gy/h)×0.5(h)=1(Gy) 2 ( Gy / h ) × 0.5 ( h ) = 1 ( Gy )

2. 複雑な単位も分解すれば勝てる

線減弱係数 μ の単位は cm⁻¹ です。半価層(厚さ)の単位は cm です。 この2つを掛けるとどうなるでしょう?

cm1×cm=()cm ^{−1} ×cm=無次元 (ただの数字)

実際、μ×x=0.693 という関係式(ただの数字)になります。 「何を何で割ればいいのか分からない」と迷ったら、「最終的に欲しい単位になるように割り算・掛け算をパズルのように組み合わせる」だけで正解できます。

3. 選択肢の「桁(オーダー)」を見る

国家試験の計算問題の選択肢は、親切なことに桁が大きく離れていることが多いです。

  1. 0.1
  2. 1
  3. 10
  4. 100
  5. 1000

こういう場合、細かい計算(3.1415…など)は無視して、「10の何乗か(指数)」だけ計算すれば勝てます。

103×102=101=1010 ^3 ×10^{-2} =10 ^1 =10

これで正解は「3」です。 筆算なんて時間の無駄です。

💡 One Point Advice

Lina

公式を忘れてパニックになったら、落ち着いて「単位」を見ましょう。
単位の中に、計算の手順が全部書いてあります。

Gy/h は「1時間あたり」って意味でしょ?じゃあ時間を掛ければいいのです。

👈 次は「捨てる勇気「戦略的撤退論」」

ABOUT ME
ゆん
技師歴15年。副業歴5年。投資歴5年。 資格、転職・副業などのキャリア情報と、患者さん向け情報を発信しています。