【06/24】Nuclear Medicine & PET 論文ピックアップ

- 日常臨床における[¹⁸F]AlF-NOTA-オクトレオチドPET/CTの評価:神経内分泌腫瘍患者288例の後方視的解析
- PSMA-PET/CTで病期診断された転移性前立腺癌における原発巣への放射線治療の治療成績
- 非小細胞肺癌患者におけるリンパ管侵襲および予後予測のためのPET/CTを用いたディープラーニング・ラジオミクス臨床モデル
- 神経内分泌腫瘍(NEN)患者288例を対象に、実臨床における[¹⁸F]AlF-NOTA-オクトレオチド([¹⁸F]AlF-OC)PET/CTの診断性能を評価した。
- G1からG3まで幅広い腫瘍悪性度および多様な原発部位において、一貫して良好な集積が確認された。
- 胃、腸管、膵臓、肺など様々な由来の腫瘍で高いSUVmaxを示し、肝転移や骨転移の検出にも有用であることが示された。
- 従来の68Ga標識製剤と比較して、[¹⁸F]AlF-OCは臨床現場での大量運用に適した実用的で堅牢なモダリティであることが確認された。

本研究は、[¹⁸F]AlF-OCが多様なNEN症例において信頼性の高い診断能を持つことを証明しており、今後のSSTRイメージングにおける主流な選択肢として普及を加速させる重要な知見です。
- 神経内分泌腫瘍診療ガイドライン
| 著者 | Leupe Hannes, De Buyst Sophie-Anne, Dekervel Jeroen, Cleeren Frederik, Ahmadi Bidakhvidi Niloefar, Goffin Karolien, Dooms Christophe, Jentjens Sander, Boeckxstaens Lennert, Van Cutsem Eric, Van Herpe Filip, Clement Paul M, Rasschaert Gertjan, Koole Michel, Van Laere Koen, Bormans Guy, Verslype Chris, Deroose Christophe M |
|---|---|
| 所属 | Nuclear Medicine and Molecular Imaging, Department of Imaging and Pathology, KU Leuven, Leuven, Belgium. |
| 雑誌 / 年 | Eur J Nucl Med Mol Imaging (2026) |
| リンク | PMID: 42332192 | DOI: 10.1007/s00259-026-08020-z | 12188367 (全文) |
- 転移性前立腺癌(OMPC)に対し、原発巣への放射線治療(PDT)と転移巣への治療(MDT)、ホルモン療法(ADT)を併用した長期成績をレトロスペクティブに評価した。
- PSMA-PET/CTで診断された患者群において、中央値40ヶ月の追跡期間で中央値80ヶ月の無増悪生存期間(PFS)が確認され、長期的な高い治療効果が示された。
- 転移の負荷が低い症例や、診断時に転移が判明した同時性転移の症例で、より良好なPFSが予測されることが示唆された。
- 重篤な急性毒性は報告されず、晩期毒性も許容可能な範囲であり、安全性と有効性のバランスが取れた治療法であることがわかった。

本研究はPSMA-PET/CTを用いた精緻な画像診断と集学的治療の組み合わせが予後改善に寄与する可能性を示しており、今後より大規模な前向き試験による標準治療への位置づけが期待されます。
- 前立腺癌診療ガイドライン 2023年版
| 著者 | Trapp Christian, Brose Sarah Frederike, Keilholz Michael, Li Minglun, Schmidt-Hegemann Nina-Sophie, Belka Claus, Berg Elena, Weinhold Philipp, Casuscelli Jozefina, Stief Christian, Sheikh Gabriel, Rogowski Paul |
|---|---|
| 所属 | Department of Radiation Oncology, LMU University Hospital, LMU Medizin, Marchioninistr. 15, Munich, 81377, Germany. |
| 雑誌 / 年 | EJNMMI Res (2026) |
| リンク | PMID: 42334759 | DOI: 10.1186/s13550-026-01473-1 | 6575150 (全文) |
- 非小細胞肺癌(NSCLC)患者におけるリンパ管侵襲(LVI)と無増悪生存期間(PFS)を予測するため、PET/CT画像からラジオミクス特徴量とディープラーニング特徴量、臨床変数を統合したモデルを開発。
- 289名の患者データを用いて計7つの予測モデルを比較検討した結果、ディープラーニング・ラジオミクス・臨床統合(DLRC)モデルが最も高い予測精度を示した。
- DLRCモデルは訓練コホートでAUC 0.91、外部検証コホートでもAUC 0.84を達成し、高い汎用性と堅牢性が確認された。
- 本モデルは非侵襲的にLVIの有無やPFSを層別化できるため、術後補助療法が必要な高リスク患者の早期特定に寄与する可能性がある。

この研究は画像診断AIが治療方針決定の補助ツールとして実用化される可能性を強く示唆しており、今後は前向き臨床試験による検証と、臨床現場への統合的なワークフロー構築が鍵となります。
- 肺癌診療ガイドライン
| 著者 | Yu Jun, Li Yang, He Chao, Ren Chun-Ling, Huang Lei, Chen Cong, Ren Dong-Dong |
|---|---|
| 所属 | Department of Nuclear Medicine, Ningbo Mingzhou Hospital, Ningbo, Zhejiang, China. |
| 雑誌 / 年 | Medicine (Baltimore) (2026) |
| リンク | PMID: 42332463 | DOI: 10.1097/MD.0000000000049309 |















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