【07/29】Nuclear Medicine & PET 論文ピックアップ

- 前立腺癌におけるPSMA PET陽性リンパ節の外科的管理
- アルツハイマー病における[18F]-Florzolotau PETイメージング:現在のエビデンスと今後の展望
- 再発食道癌における[18F]FDG PET/CTの半定量的・定量的パラメータと血清腫瘍マーカー値の相関:最大12年間の追跡研究
- PSMA PETの導入により、従来の画像診断では検出困難だった微小なリンパ節転移(miN1M0)の発見が可能となった。
- miN1M0症例に対する手術の役割は未だ確立されていないが、一部の患者では集学的治療の一環として手術が有効な選択肢となり得る。
- 手術適応の検討には、リンパ節転移の数や部位、腫瘍の進展度、生物学的悪性度、および切除の技術的可能性を総合的に判断する必要がある。
- リンパ節転移が少量かつ骨盤内に留まる症例は手術の適応候補となり得るが、転移が多発・骨盤外に及ぶ場合は全身治療が優先されるべきである。

この知見は、PSMA PETを活用した個別化医療の重要性を裏付けており、今後、術前後の化学療法や放射線療法との最適な組み合わせを検証する臨床試験が待たれます。
- 前立腺癌診療ガイドライン
| 著者 | Cosenza Andrea, Quarta Leonardo, Galdieri Armando, Brancaccio Michele, Occhi Angelo, Porzi Maria Elena, Zaurito Paolo, Viti Alessandro, Santangelo Alfonso, Scilipoti Pietro, Scuderi Simone, Barletta Francesco, Stabile Armando, Montorsi Francesco, Briganti Alberto, Gandaglia Giorgio |
|---|---|
| 所属 | Division of Experimental Oncology/Unit of Urology, URI, Urological Research Institute, IRCCS San Raffaele Scientific Institute, Milan, Italy. |
| 雑誌 / 年 | Curr Urol Rep (2026) |
| リンク | PMID: 42518100 | DOI: 10.1007/s11934-026-01348-x | 8446902 (全文) |
- [18F]-Florzolotauは次世代タウPETトレーサーであり、第一世代と比較してバックグラウンドノイズが低く、高いコントラストでタウ病変を可視化できる。
- 臨床研究において、認知機能正常者とアルツハイマー病患者を感度90%以上、特異度87-96%の高い精度で判別可能である。
- 脳内でのタウ蓄積パターンはBraakステージと一致しており、認知機能低下や病勢進行と強い相関を示す。
- 今後は、他トレーサーとの直接比較や、マルチセンターでの標準化されたプロトコルによる大規模検証が求められる。

本研究は、アルツハイマー病の早期診断および病勢予測において、次世代トレーサーが信頼性の高い指標となり得ることを示唆しており、今後は臨床現場での標準的なバイオマーカーとしての実装が期待されます。
- 認知症疾患診療ガイドライン2017
- アミロイドPETイメージングガイドライン第2版
| 著者 | Lista Simone, Minoretti Piercarlo, Emanuele Enzo, López-Ortiz Susana, Hsiao Ing-Tsung, Merino-País María, Imbimbo Camillo, Cisale Giusy Ylenia, Garaci Francesco, Imbimbo Bruno P, Santos-Lozano Alejandro, Yen Tzu-Chen |
|---|---|
| 所属 | i+HeALTH Strategic Research Group, Department of Health Sciences, Miguel de Cervantes European University (UEMC), Valladolid, Spain. |
| 雑誌 / 年 | J Alzheimers Dis (2026) |
| リンク | PMID: 42517794 | DOI: 10.1177/13872877261469867 |
- 再発や転移が疑われる食道癌患者101名を対象に、PET/CTパラメータと腫瘍マーカー(CEA, CA19-9, CA72-4)の相関を12年間にわたって解析した。
- 転移巣のSUVmax、SUVmean、SUVpeak、および代謝腫瘍体積(MTV)とCEA値の間に正の相関が認められた。
- 診断性能において、[18F]FDG PET/CTはCTよりも優れていることが示された。
- 腫瘍の悪性度や部位、PET/CT等の画像所見、CEAおよびCA 72-4の値が、無増悪生存期間(PFS)や全生存期間(OS)の予測因子となり得ることが示唆された。

血清CEA値と代謝パラメータの相関が示されたことは、PET/CTを用いた再発モニタリングにおける客観的な指標としての有用性を裏付けています。今後はこれらのパラメータを統合したリスク層別化アルゴリズムの構築が、個別化医療の進展に寄与するでしょう。
- 食道癌診療ガイドライン
| 著者 | Kotur Milica, Pantic Nikola, Odalovic Strahinja, Grujicic Lenka, Grozdic Milojevic Isidora, Petrovic Jelena, Stojiljkovic Milica, Sobic Saranovic Dragana, Artiko Vera |
|---|---|
| 所属 | Center for Nuclear Medicine with PET, University Clinical Center of Serbia, Belgrade, Serbia. koturmilica99@gmail.com. |
| 雑誌 / 年 | Nucl Med Rev Cent East Eur (2026) |
| リンク | PMID: 42516111 | DOI: 10.5603/nmr.111452 |













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