運用で1億稼ぐより、1回のミスで失う1億を防げ

「新NISAで月5万積み立ててます!」 素晴らしい。でも、ちょっと待ってください。そのポートフォリオ、「無保険」という名の巨大な欠陥がありませんか?

放射線技師
ゆん

放射線技師が資産形成をする上で、最優先で確保すべきは利回りではありません。「再起不能なダメージの回避」です。

1回のインシデントで資産形成が「強制終了」する

もし造影剤の漏出や、MRI室への金属持ち込みによる事故が起き、数千万〜億単位の賠償を求められたら? あなたがコツコツ貯めた新NISAも、複利の魔法も、一瞬で消し飛びます。これは「投資リスク」ではなく「職業リスク」です。

ここで知っておくべきは「病院の保険」の限界です。 「うちは病院が保険に入ってるから大丈夫」と笑っているあなた。その認識、画像診断なら致命的な誤診です。 確かに病院の保険は患者への賠償を肩代わりしてくれます。しかし、もしあなたに「重過失」があると見なされた場合、病院(または保険会社)があなた個人に対して「求償権(お前が払えという請求)」を行使する可能性があることを忘れていませんか? 法的な争いになった際、病院は必ずしもあなたの味方ではありません。彼らは法人の利益を守るのが仕事です。

技師賠償責任保険こそが、最強のアンチエイジング

月数百円〜数千円の保険料。これを「無駄な固定費」と呼ばず、「資産のボラティリティを抑えるためのコスト」と呼びます。

    • 技師会保険の盲点: 日本放射線技師会の保険は手厚いですが、加入しているだけで「内容」を把握していない人が多すぎます。自分が対象となる行為の範囲を今一度確認してください。
    • 弁護士費用という名の「遮蔽体」: 賠償金そのものより、実は恐ろしいのが「弁護士費用」です。個人で戦うにはあまりに高額なこのサンクコストを、保険という名のシールドで防ぐ。これこそが、本業の給料(軍資金)を守るための正しい戦い方です。
    • 精神的安定が投資判断を狂わせない: 「万が一があっても詰まない」という確信が、暴落時にパニック売りをしないメンタルを支えます。人生において「最悪のシナリオ」を潰しておくことは、どんな高利回りの金融商品にも勝る投資効果を発揮します。

    結論

    まだ加入していない人は、新NISAの銘柄を選ぶ前に、日本放射線技師会の賠責保険か、民間の個人賠償責任保険(特約)をチェックしてください。 「攻め」の投資をするなら、「守り」の防具を脱いではいけません。

    ABOUT ME
    ゆん
    技師歴15年。副業歴5年。投資歴5年。 資格、転職・副業などのキャリア情報と、患者さん向け情報を発信しています。