【2025年版】放射線技師の施設別年収比較!病院・クリニック・企業どこが稼げる?

「今の給料、安すぎない…?」 「他の病院で働いている同期はもっともらってるのかな?」
放射線技師として働いていると、一度は自分の年収について考えたことがあるはずです。
実は、放射線技師の年収は「どこで働くか(施設形態)」によって大きく変わります。スキルや経験も大事ですが、働く場所選びを間違えると、どんなに頑張っても年収が上がりにくい構造になっているのです。
この記事では、病院・クリニック・健診センター・企業など、施設別のリアルな年収相場と、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較します。
診療放射線技師の平均年収は?
まずは全体の平均を見てみましょう。 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、
- 平均年収:約550万円
- 平均月収:約37.5万円
- 平均賞与:約99万円
となっています。ただし、これは全年齢・全施設の平均値。 ここから、施設ごとの違いを深掘りしていきましょう。

1. 大学病院:年収400万〜600万円
意外かもしれませんが、大学病院の初任給や基本給は、他の病院と比べてやや低め〜標準的なことが多いです。
年収の特徴
- 基本給:安め設定が多い。
- 賞与(ボーナス):年間4.0〜5.5ヶ月分と高水準。ここで年収が底上げされます。
- 昇給:定期昇給がしっかりしており、長く勤めれば確実に上がります。
メリット・デメリット
- メリット:最先端医療に触れられる、福利厚生が充実、退職金もしっかり。
- デメリット:とにかく忙しい。研究・学会発表などで残業や休日出勤(手当が出ない自己研鑽扱いも…)が多い。
2. 国公立病院:年収400万〜500万円
公務員(またはそれに準ずる扱い)となるため、安定性は抜群です。
年収の特徴
- 俸給表に基づき、年齢とともに確実に上がっていく年功序列型。
- 地域手当や扶養手当などが手厚い。
メリット・デメリット
- メリット:リストラの心配なし、社会的信用が高い、福利厚生最強。
- デメリット:副業禁止、数年ごとの転勤の可能性がある、年収の爆発的なアップは見込めない。
3. 民間病院(中〜大規模):年収370万〜450万円
最もばらつきが大きいのが民間病院です。 経営母体の強さや地域によって大きく異なります。
年収の特徴
- 当直・夜勤の回数が年収に直結します(当直手当1回1〜2万円など)。
- 経営が厳しい病院だと、賞与がカットされるリスクも。
メリット・デメリット
- メリット:当直を頑張れば若いうちからそこそこの年収(450万〜)を狙える。
- デメリット:サービス残業が常態化している病院もあるので注意が必要。
4. クリニック・診療所:年収300万〜400万円
入院設備のないクリニックの場合、夜勤・当直がありません。
年収の特徴
- 当直手当がない分、病院勤務より年収は50万〜100万円ほど下がる傾向にあります。
- ただし、「整形外科クリニック」などでMRI稼働率が高い場合、技師長クラスで高給(500万〜)が出るケースも稀にあります。
メリット・デメリット
- メリット:夜勤なし、日・祝休みで生活リズムが整う。
- デメリット:給与水準が低い、賞与が少ない(年2ヶ月分など)、独自の院内ルールがあることも。
5. 健診センター:年収350万〜450万円
健康診断・人間ドック専門の施設です。
年収の特徴
- 病院と比べてやや低めですが、残業がほとんどないため、時給換算すると悪くありません。
- 巡回健診(バス健診)の場合、早朝手当や出張手当がついて年収が高くなる(450万〜550万)こともあります。
メリット・デメリット
- メリット:残業ほぼゼロ、カレンダー通りの休み、ルーティン業務で精神的に楽。
- デメリット:スキルアップ(治療やMRIなど)は望めない、単調な業務になりがち。
6. 企業(アプリケーションスペシャリスト):年収500万〜800万円
医療機器メーカーで働くという選択肢。最も高年収を狙えるフィールドです。
年収の特徴
- ベースが高い上に、営業成績や成果に応じたインセンティブが出ることも。
- 外資系メーカーなら、30代で年収1,000万円も夢ではありません。
メリット・デメリット
- メリット:高年収、土日祝休み、ビジネスマナーが身につく。
- デメリット:出張が多く家を空けがち、臨床現場から離れることになる、英語力が必要な場合も。
年収を上げるための3つの戦略
「今の職場のままでいいのかな…」と悩んでいる方は、以下のいずれかの戦略を検討してみましょう。
戦略①:場所を変える(転職)
今の職場が「クリニック」や「昇給のない病院」なら、環境を変えるのが一番早いです。
- 年収重視 → 医療機器メーカー、夜勤多めの急性期病院
- コスパ(時給)重視 → 健診センター
戦略②:資格を取る
「マンモグラフィ認定」や「超音波検査士」など、診療報酬(病院の利益)に直結する資格を取得し、資格手当や昇進昇格を狙います。
戦略③:副業をする
本業は「残業なし・休み多め」の健診センターやクリニックを選び、空いた時間で副業(健診バイト、Webライターなど)をして総収入を上げる方法です。 最近はこの「ハイブリッド型」の働き方をする技師が増えています。
まとめ
施設別の年収目安をまとめると以下の通りです。
| 施設形態 | 年収目安 | 稼ぎやすさ |
|---|---|---|
| 企業(アプリ) | 500〜800万 | ★★★★★ |
| 大学病院 | 400〜600万 | ★★★★☆ |
| 国公立病院 | 400〜500万 | ★★★☆☆ |
| 民間病院 | 370〜450万 | ★★★☆☆ |
| 健診センター | 350〜450万 | ★★☆☆☆ |
| クリニック | 300〜400万 | ★★★☆☆ |
年収は大切ですが、それだけで決めてしまうと「忙しすぎて体が持たない」「やりがいがない」と後悔することにもなりかねません。
「自分が何を優先したいか(お金?時間?やりがい?)」を明確にして、自分に合った施設を選んでくださいね。


