医療系YouTubeチャンネルの始め方! 収益化の仕組みと広告ガイドライン

「YouTubeで発信してみたい!」 動画市場は拡大を続けており、医療系YouTuberとして活躍する医師や技師も増えてきました。
しかし、医療従事者がYouTubeをやる場合、一般的なエンタメ系YouTuberとは違う「厳格なルール」と「注意点」があります。 安易に始めると「炎上」や「法的なトラブル」に巻き込まれるリスクも。
この記事では、医療系YouTubeの収益化の仕組みと、絶対に守るべきガイドラインについて解説します。
1. YouTubeで稼ぐ仕組み
主な収入源は以下の3つです。
① 広告収入(Googleアドセンス)
動画の再生前や途中に流れる広告です。 収益化の条件(2024年時点の目安):
- チャンネル登録者数:1,000人以上
- 直近12ヶ月の総再生時間:4,000時間以上 このハードルは決して低くありません。継続的な更新が必要です。
② 企業案件
医療機器メーカーや転職サイト、アプリ制作会社などから「うちの商品を紹介してください」と依頼が来ます。 登録者数が少なくても、ターゲットが明確(例:放射線技師が見ているチャンネル)なら、高単価な案件が来ることがあります。
③ 自身のビジネスへの集客(これが最強)
広告収入を狙うのではなく、YouTubeを集客ツールとして使い、自分の有料note、オンラインサロン、コンサルティングなどに誘導します。 登録者が100人でも、濃いファンがいれば収益化できます。
2. 医療系YouTubeの始め方
STEP 1:コンセプトを決める
「誰に」「何を」届けるか。
- 学生・技師向け: 勉強解説、実験動画、キャリア論。
- 一般・患者向け: 検査の受け方、被ばくへの不安解消、病院の裏側。
STEP 2:機材を揃える(スマホでOK)
最初は高級なカメラは不要です。最近のスマホは画質が十分良いです。 マイクだけは少し良いもの(数千円のピンマイクなど)を買うと、声が聞き取りやすくなり視聴維持率が上がります。
STEP 3:動画を撮って編集する
無料の編集アプリ(CapCutやVLLOなど)で十分です。 テロップ(字幕)を入れると見やすくなります。
3. 【最重要】絶対に守るべきルール
医療従事者が発信する場合、以下の点に命を懸けて注意してください。
① 患者情報の守秘義務
「今日こんな面白い患者さんがいて~」という雑談レベルでも、特定される可能性があります。 症例画像なども、個人の許可なく(または個人情報保護の処理なく)出すのは論外です。一発で懲戒処分や免許停止のリスクがあります。
② 医療広告ガイドライン
YouTubeも「広告」とみなされる場合があります。 「絶対に治る」「最高の治療」といった誇大広告や、科学的根拠のない情報の流布は、医療法で禁止されています。
③ 所属施設の就業規則
病院の名前を出してやるのか、完全に個人としてやるのか。 病院名を出す場合は、必ず院長の許可が必要です(広報活動とみなされます)。 隠してやっていても、顔出しをしていればいつかバレます。「副業禁止規定」に抵触しないか確認が必要です。
④ 正確性の担保
間違った医療情報を発信することは、視聴者の健康被害に繋がります。 「個人の感想です」では済まされません。論文などのエビデンスに基づいた、責任ある発信が求められます。
まとめ
医療系YouTubeは、信頼性が命です。 「稼ぎたいから」といって過激なタイトルで釣ったり、不安を煽ったりする手法は、長期的には自分の首を絞めます。
「正しい情報を、分かりやすく届ける」 この誠実な姿勢があれば、視聴者は必ずついてきます。 まずは収益化よりも、1本目の動画をアップすることから挑戦してみましょう。


