放射線技師の「健診バイト」探し方リアルガイド!紹介メインの裏事情と実態

「副業で稼ぎたいけど、何から始めればいい?」 「健診バイトって実際どれくらい稼げるの?」
放射線技師の副業として圧倒的な人気を誇るのが「健診(検診)バイト」です。
本業でのスキル(胸部X線、胃透視、マンモグラフィなど)をそのまま活かせるため、即戦力として働きやすく、しかも時給が高いのが特徴です。
この記事では、健診バイトのリアルな時給相場や、効率的なバイトの探し方、注意点について解説します。
健診バイトの時給相場
地域や時期によって異なりますが、ざっくりとした相場は以下の通りです。
| エリア | 時給目安 | 半日給(3〜4時間) | 日給(7〜8時間) |
|---|---|---|---|
| 首都圏・関西 | 2,500円〜3,500円 | 1.0万〜1.5万円 | 1.8万〜2.5万円 |
| 地方都市 | 2,000円〜3,000円 | 0.8万〜1.2万円 | 1.5万〜2.0万円 |
| 繁忙期(スポット) | 3,000円〜5,000円 | 1.2万〜2.0万円 | 2.5万〜3.5万円 |
春(4月〜6月)と秋(9月〜11月)は健康診断の繁忙期です。この時期は「スポットバイト(単発)」の求人が増え、時給が跳ね上がることがあります。
求められるスキルと業務内容
過去5年間の全国の求人(Indeed等)を分析すると、健診バイトで求められるスキルは明確に以下の3層に分かれます。
1. 胸部X線撮影(ベーススキル)
最も求人数が多く、すべての健診バイトの基本です。
- 求められる能力: 圧倒的な「スピード」と「正確性」。一度でもトラブルを起こすと次は呼ばれなくなる可能性が高いです。
- 現場のリアル: 1時間に50〜100人をさばくスピード感が求められます。単に撮るだけでなく、受診者の誘導やポジショニング・異物の映り込みのチェックをいかにスムーズに行うかが鍵です。
- 付随業務: 施設によっては骨密度測定(BMD)を兼務することもあります。
2. 特化スキル(高単価案件の鍵)
時給3,000円を超える高単価案件の多くは、以下のいずれかの経験が必須となります。
- 胃透視(バリウム検査):
- 仕事内容: 1日10〜20件程度を一人で担当。
- 求められる能力: スムーズな体位変換の指示。介助者がいない現場では、更衣案内から下剤の説明までワンオペで行うことも。
- マンモグラフィ:
- 仕事内容: 女性技師限定。1日10〜20件程度。
- 求められる能力: 「検診マンモグラフィ撮影認定」のA評価またはB評価が実質の必須条件。認定がないと応募すらできないケースがほとんどです。
3. アドバンスド・チェックアップ(特殊案件)
最近の都市部の健診センターでは、高度な人間ドック用として以下のニーズも増えています。
- CT/MRI: 肺がんCT、大腸CT、脳ドックMRI。
- エコー(腹部・乳腺): 放射線技師が担当する場合があり、非常に高単価です。
【巡回健診】一日の流れ(例)
求人票に書かれていない「現場のリアルな一日」を解説します。
- 早朝(6:00〜7:00): 事務所に集合、または指定場所でレントゲン車と合流。
- 会場設営(8:00〜): 訪問先(企業・学校等)で機器の立ち上げ、暗幕の設置などの設営。
- 健診開始(9:00〜): 怒涛の撮影タイム。数百人を数時間でさばきます。
- 撤収・移動(12:00〜): 素早く片付け、次の会場へ移動、または事務所へ帰還。
- 終了・後片付け: 撮影データの転送、物品補充をして解散。休憩は移動中の車内でサクッと済ませることが多いです。
健診バイトの探し方:理想と現実
「求人サイトをいくら探しても、良い健診バイトが見つからない…」 そんな経験はありませんか?実は、この業界には明確な「裏事情」があります。
1. 【現実】最強の方法は「知人の紹介(コネ)」
健診バイトの8割以上は紹介で決まっていると言っても過言ではありません。
- 雇用側のメリット: 採用コストがゼロ。知人の紹介(リファラル)なら技術レベルや性格も保証されているため、リスクが低い。
- 技師側のメリット: 条件の良い(高単価・好立地)案件が表に出る前に回ってくる。
「土曜日空いてない?手伝ってくれない?」と先輩や同僚から頼まれるパターンが王道です。日頃から「バイト探してるんですよね〜」と周囲に種をまいておくことが、最も効果的な就職活動になります。 逆に言えば周りが求人を持ってない国公立病院スタッフだと紹介される可能性がかなり低くなるわけです。
2. なぜ求人サイト・エージェントには案件がないのか?
理由は単純。エージェントが儲からないからです。
通常、転職エージェントは「年収の約30%」を成功報酬として医療機関から受け取ります。
- 常勤一人決まれば: 100万円〜200万円以上の利益。
- バイト一人決まっても: 数万円程度の利益(しかも手間は常勤と変わらない)。
そのため、エージェントはバイト求人には本腰を入れません。むしろ、エージェント側に「バイトを探している」と相談しても、「常勤の転職」へ誘導されるのがオチです。 私は何度もアルバイトの求人を紹介してほしいと頼んでも一度も紹介してくれませんでした。
3. 公開求人サイト(Indeed等)は「たまにポツンと出る」程度
Indeedや求人ボックスなどに案件が出ることもありますが、それは**「紹介でも埋まらなかった、条件が微妙な案件」**であることが多いです。 たまに掘り出し物が出ることもありますが、基本的には争奪戦ですぐに埋まってしまいます。
それでもWebで探すなら:おすすめサービス
紹介が全くない初心者の方は、以下のサービスをチェックするしかありませんが、過度な期待は禁物です。
- MRT(エムアールティー) スポットバイト(単発)に特化した歴史あるサイト。ここなら、エージェントを介さずシステムでマッチングするため、比較的案件が見つかりやすいです。
- エムスリーキャリア(m3.com) 情報収集用。時々、新規オープンする健診センターなどが一気に募集をかけることがあります。
- 民間医局 「定期非常勤」の契約をしっかり結びたい人向け。週1回の固定バイトが見つかる可能性があります。
健診バイトのメリット・デメリット
メリット
- 時給が高い:コンビニバイトの3倍近く稼げる。
- 精神的に楽:ルーティンワークなので、難しい臨床判断を求められることが少ない。
- 人脈が広がる:他施設の技師やドクターと知り合える。
デメリット
- 体力勝負:数百人の撮影をするので、単純に疲れます。
- 早起きがつらい:巡回健診の場合、集合時間が朝6時台ということもザラです。
- 確定申告が必要:年間20万円以上稼ぐと、必ず確定申告をしましょう。
まとめ:まずは登録して求人を見てみよう
健診バイトは、放射線技師にとって「最も手軽で、最も稼げる副業」です。
週1回、土曜日に働くだけで月8万〜10万円のプラス収入になれば、生活レベルはかなり上がりますよね。
まずは求人サイト(MRTなど)に無料登録して、自分の住んでいる地域にどんな案件があるかチェックしてみてください。人気の求人は争奪戦なので、早めの行動が吉です!


