「よし、転職しよう!」と思い立ったものの、何から始めればいいかわからない…。 見切り発車で退職届を出してしまい、後悔する…。

そんな失敗を防ぐために、転職活動の全体像と標準的なスケジュールを把握しておきましょう。 放射線技師の転職は、「準備8割、本番2割」です。

標準的な転職期間は「3〜6ヶ月」

焦りは禁物です。余裕を持って進めるなら、入職希望時期の半年前から動き出すのが理想的です。

📅 転職活動の5ステップ

  1. 情報収集・自己分析(1ヶ月目)
  2. 書類作成・応募(1〜2ヶ月目)
  3. 面接・選考(2〜3ヶ月目)
  4. 内定・条件交渉(3〜4ヶ月目)
  5. 退職交渉・引き継ぎ(4〜6ヶ月目)

各ステップのポイント

STEP 1. 情報収集・自己分析(重要!)

いきなり求人に応募するのはNGです。まずは「なぜ転職したいのか」「次はどんな働き方がしたいのか」を言語化します。 また、転職エージェントへの登録もこの時期に行います。

  • やること:
    • 転職サイト・エージェントへの登録(2〜3社)
    • 希望条件の洗い出し(年収、勤務地、モダリティ、当直の有無)
    • 自己分析(自分の強み・弱みの棚卸し)

STEP 2. 書類作成・応募

職務経歴書と履歴書を作成します。特に職務経歴書は、あなたの「技師としてのカタログ」です。 担当したモダリティ、件数、研究実績などを具体的に数字で記載しましょう。

  • ポイント: エージェントに添削してもらうと通過率がグッと上がります。

STEP 3. 面接・選考

書類が通れば面接です。放射線技師の面接は、技術的な質問だけでなく、「人柄」や「コミュニケーション能力」が重視される傾向にあります。

  • よくある質問:
    • 「なぜ当院を志望したのですか?」
    • 「これまでの失敗談と、どう克服したかを教えてください」
    • 「前の職場を辞める(辞めたい)理由は何ですか?」

STEP 4. 内定・条件交渉

内定が出ても、即答してはいけません。労働条件通知書をしっかりと確認しましょう。 「面接で言っていた給与と違う」「休日の条件が違う」といったトラブルはここで防ぎます。 年収交渉は、自分でするのが難しければエージェントに代行してもらうのが賢い方法です。

STEP 5. 退職交渉・引き継ぎ

実はここが一番の難関かもしれません。 民法上は2週間前に申し出れば退職できますが、医療現場ではシフト作成の兼ね合いもあり、1〜2ヶ月前に師長や技師長に伝えるのがマナーです。

  • 鉄則: 退職理由は「一身上の都合」または「前向きな理由(スキルアップなど)」で通すこと。不満をぶちまけて辞めるのは、狭い業界なので避けましょう。

ベストな転職タイミングは?

狙い目は「4月入職」

多くの病院が新年度に合わせて体制を整えるため、求人数が最も多くなります。 4月入職を目指すなら、前年の8月〜10月頃から情報収集を始め、年明けには内定を持っている状態が理想です。

ボーナス後も見逃せない

6月・12月の賞与支給後に退職者が増えるため、7月・1月も求人が動きやすい時期です。「ボーナスをもらってから辞めたい」場合も、このサイクルを意識しましょう。

まとめ:スケジュールを制する者は転職を制す

転職活動は、孤独なプロジェクトです。 しかし、流れさえ理解していれば、いつ何をすべきか明確になり、不安は減ります。

次回は、転職活動の最初の一歩であり、かつ最も重要な「自己分析」の具体的なやり方を紹介します。

👉 [次の記事:自分を知る!診療放射線技師のための自己分析メソッド]
ABOUT ME
ゆん
技師歴15年。副業歴5年。投資歴5年。 資格、転職・副業などのキャリア情報と、患者さん向け情報を発信しています。