【07/14】MRI (Magnetic Resonance Imaging) 論文ピックアップ

- 前立腺癌患者におけるアクティブ・サーベイランス早期中止の予測因子としての磁気共鳴画像法(MRI)
- 肝硬変患者のMRIにおける肝細胞癌(HCC)発生部位を予測する機械学習モデリング:概念実証研究
- 非造影MRIラジオミクスと臨床的特徴を用いた乳がんにおけるHER2発現同定のための解釈可能なモデル
- 前立腺癌のアクティブ・サーベイランス(AS)において、ベースライン時のMRIでPI-RADS 3以上の病変が認められる場合、組織学的進行リスクが高まることが示された。
- MRI陽性群(PI-RADS≧3)の5年無進行生存率は41%であったのに対し、MRI陰性群(PI-RADS<3)では77%と有意な差が認められた。
- PI-RADS 5の症例では、5年後に進行していない患者はわずか28%にとどまった。
- ベースラインのPSA値(>6 ng/mL)およびPSA密度(>0.2)も、組織学的進行の独立した予測因子であることが確認された。
- MRIは、ASの適切な候補者を選別し、管理戦略を最適化するための重要なツールとなり得る。

本研究はMRI所見をASの選択基準に組み込む重要性を裏付けており、今後はMRIのPI-RADSスコアを考慮した個別化された監視プログラムの構築が期待されます。
- 前立腺癌診療ガイドライン
| 著者 | Domínguez Argomedo Raimundo, de Pablos-Rodríguez Pedro, Pelechano Gómez Paula, Martín García María Isabel, Arrizabalaga Solano Amaia, Rodríguez Part Victor, Beamud Cortés Manel, Calatrava Fons Ana, Gutiérrez Castañé Cristina, Gómez-Ferrer Lozano Álvaro, García Cortés Ángel, López Gonzalez José Agustín, Domínguez Escrig José Luis, Romero Hinostroza Cristian, Sánchez Aparisi Eugenio, Casanova Ramón-Borja Juan |
|---|---|
| 所属 | Department of Urology, DIPRECA Hospital, 7510689 Santiago, Chile. |
| 雑誌 / 年 | Arch Esp Urol (2026) |
| リンク | PMID: 42438871 | DOI: 10.56434/j.arch.esp.urol.20267905.89 |
- 肝硬変患者を対象に、後にHCCが発生する部位を先行MRI画像から予測する機械学習モデルを開発。
- ロジスティック回帰、ランダムフォレスト、XGBoostの3手法を比較し、ランダムフォレストでAUC 0.80の良好な精度を確認。
- 特にLR-3病変が存在する場合、腫瘍発生リスク部位の予測能が有意に向上した。
- ヒートマップを用いて視覚的にリスク領域を特定できる可能性を示し、早期診断支援ツールとしての有用性を実証した。

本研究は画像上の潜在的な前駆領域を機械学習で同定することで、既存のガイドラインを補完する個別化されたサーベイランス戦略の実現に寄与します。今後は前向き試験を通じて、早期発見の生存率改善に対する臨床的インパクトを検証することが求められます。
- 日本肝臓学会:肝癌診療ガイドライン
| 著者 | Gaddum Olivia, Zeevi Tal, Dai Weicheng, Lin MingDe, Thomas Shawn, Tefera Jonathan, Sobirey Rabea, Matuschewski Nickolai Joel, Gross Moritz, Abosabie Sara A, Abosabie Salma A S, Gebauer Bernhard, Savic Lynn Jeanette, Madoff David C, Duncan James S, Chapiro Julius |
|---|---|
| 所属 | Department of Radiology and Biomedical Imaging, Yale University, New Haven, USA. |
| 雑誌 / 年 | Abdom Radiol (NY) (2026) |
| リンク | PMID: 42440113 | DOI: 10.1007/s00261-026-05653-4 | 9670241 (全文) |
- 非造影MRI(T2WIおよびADC)のラジオミクス特徴量と臨床データ(浮腫)を組み合わせることで、HER2低発現乳がんとHER2過剰発現乳がんを高精度に識別するモデルを開発。
- テストセットにおいてAUC 0.806という高い予測性能を達成し、個々の単独モデルよりも優れた識別能を示した。
- SHAPを用いることでAIの判断根拠を可視化し、モデルの解釈可能性を確保。
- 造影剤を使用しない非侵襲的なアプローチとして、HER2標的療法の適応判断を支援できる可能性がある。

この研究は造影剤を使わない乳がんの個別化医療を促進し、臨床現場におけるHER2状態の非侵襲的な術前予測ツールとしての応用が期待されます。
- 乳癌診療ガイドライン
| 著者 | Shen Mengyi, Zhang Dingyi, Huang Xin, He Xin, Zhang Li, Huang Xiaohua |
|---|---|
| 所属 | Department of Radiology, Affiliated Hospital of North Sichuan Medical College, No.1 Maoyuan South Road, Shunqing District, Nanchong, Sichuan, China. |
| 雑誌 / 年 | Discov Oncol (2026) |
| リンク | PMID: 42439964 | DOI: 10.1007/s12672-026-05560-6 |














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