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RADIOLOGIC TECHNOLOGIST WEEKLY
— 診療放射線技師のための週末ダイジェスト —
発行/2026年9月11日 2026年9月第2週 号 編集/放射線技師ラボ
📋 医療政策・診療報酬

OTC類似薬の特別負担、対象除外について議論

医療保険部会での資料、薬のパッケージ、議論する人々の手元が写る会議室。
PHOTO — 今週の医療現場を象徴する一枚: 医療保険部会での資料、薬のパッケージ、議論する人々の手元が写る会議室。

来年(2027年)3月から稼働する「OTC類似医薬品患者特別負担」について、医療保険部会で議論が進んでいます。薬局・薬店で買える一般用医薬品と同一成分の医療用医薬品を使用する場合、患者が薬剤費の4分の1を特別負担するこの仕組みには、がん患者などが対象外とされていましたが、新たに「アトピー性皮膚炎へのプロアクティブ療法によるステロイド剤長期投与」も対象外となる方向で議論されています。

出典: GemMed (医療政策・診療報酬) ↗
💡 放射線技師の視点

患者さんの経済的負担に直結する重要な制度変更ですね。医療機関では、患者さんへの説明が求められる場面が出てくるかもしれません。放射線治療を受けている患者さんにとっても、関連する医薬品については確認が必要になるでしょう。

📢 技師会・お知らせ
医療関係職種の養成・確保に関するアンケート
日本診療放射線技師会から、「医療関係職種の養成・確保に関する検討会」に活用するアンケート調査への協力依頼が出ています。不具合が解消され、再度案内されているとのこと。職能団体として、技師の意見を反映させる貴重な機会です。
出典: 日本診療放射線技師会 ↗
実務メモ: 技師の未来に関わる調査なので、ぜひ回答したいですね。
🔬 医療研究
75歳以上の2型糖尿病、SGLT2阻害薬で死亡リスク低下
統計数理研究所などが、75歳以上の2型糖尿病患者においてSGLT2阻害薬の使用が全死亡リスクを約32%低下させることを発表しました。DPP-4阻害薬と比較した研究結果です。
出典: QLifePro 医療ニュース ↗
🩺 医療経営・業務改善
看護業務改善が進まない理由、「職員間の温度差」が最多
グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)のアンケート調査によると、看護業務改善が進まない最大の理由は「職員間の温度差」が55.6%で最多でした。定量調査未経験の看護管理者が半数に上ることも明らかになりました。
出典: GemMed (医療政策・診療報酬) ↗
📋 医療統計・データ
高血圧・糖尿病等の治療薬服用割合、年齢と共に増加
健保連の調査で、血圧降下薬や糖尿病治療薬の服用割合が年齢とともに増加することが示されました。高脂血症治療薬では、60歳以上で女性の方が男性よりも服用割合が高い傾向が見られます。
出典: GemMed (医療政策・診療報酬) ↗
🌍 WORLD DESK
FDA、マンモグラフィ品質基準関連の郵送を廃止へ

米国FDAが、マンモグラフィ品質基準法(MQSA)関連資料の郵送を10月22日をもって廃止し、新しいオンラインシステム「MQSA Facility Portal」を通じて提供すると発表しました。これにより、情報の取得方法がオンラインに一本化されます。

出典: Radiology Business ↗
UCLA、臍帯血からがん治療T細胞を開発

UCLAの研究者らが、臍帯血幹細胞から固形腫瘍を攻撃できるT細胞を開発しました。マウスでの実験では、1回の投与でがんを抑制し、生存期間を延長。ドナー由来T細胞療法に伴う危険な合併症を回避できる可能性を示しています。

出典: ScienceDaily 画像診断 ↗
X PICK

現場のリアルな声と、技師アカウントのポストを中心にピックアップ。全文転載はせず、要旨とリンクのみ掲載しています。

@yun_radi · 2026-09-08
当直帯は「なんちゃってSTAT」で回している

現役・診療放射線技師から。夜間に専門医が常駐する施設は少なく、選択肢は遠隔読影・技師のSTAT報告・AI1次読影の3つ。市中病院の多数派は、コストとスピードの妥協点として「なんちゃってSTAT」で当直を回している、という現場の見立て。

出典: X / @yun_radi ↗
メモ: 自施設の当直は①②③のどれか、申し送りで言語化しておく。
@tenso_ai_med · 2026-09-11
「画像だから大丈夫」で、氏名まで送っている

大学病院勤務の医療職から。DICOMをChatGPTに入れると、画素だけでなくヘッダの氏名とIDも送っている。「画像だから大丈夫」が一番危ない。研修の安全パートで必ずDICOMを入れる、という現場の注意。

出典: X / @tenso_ai_med ↗
メモ: 外部AIに載せる前に、匿名化かヘッダなし画像かを部署ルールにする。
@Hikarudoga · 2026-09-12
苗字だけでは、同じ日の田中さんと取り違える

現役17年の診療放射線技師から。患者確認で苗字だけ呼ぶと、同じ日に田中・佐藤・鈴木がいる現場では足りない。フルネームと生年月日の二つで確認するルールは、現場の失敗から生まれた。

出典: X / @Hikarudoga ↗
メモ: 呼称とリスト照合を、検査室の入り際で同じ手順に揃える。
☕ 編集後記
LINA

先輩、OTC類似薬の特別負担のニュース、アトピー性皮膚炎も対象外になるかもしれないんですね。患者さんへの説明、難しそうです…。あと技師会のアンケートも気になります!

ラッコ先輩

そうだね、新たな制度変更は常に注目が必要だ。患者さんへの情報提供は、私たち医療従事者の大切な役割だから、正確な知識をアップデートしておこう。技師会のアンケートも、今後の医療現場の環境を形作る上で重要な意見となるから、ぜひ協力を検討してみてほしいな。

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ラッコ技師
「技師の働き方はもっと選べる」をモットーに、資格・転職・副業などのキャリア戦略と、患者さん向けの安心検査ガイドを発信しています。