令和8年度 放射線取扱主任者試験 完全攻略|申込開始・合格戦略まで
2026年5月25日(月)、放射線取扱主任者試験の申込受付が始まりました。第1種・第2種の試験日程、受験料、合格基準を公式PDFから整理し、文系・社会人・初学者でも届く「合計6割クリア戦略」を提示します。


- 申込は 2026/5/25〜6/24 まで。試験は第1種が 8/19・20、第2種が 8/21。受験料は第1種 19,800円、第2種 14,124円。
- 合格基準は「各課目5割 かつ 全課目合計6割」。文系・社会人は「法令・生物で稼ぎ、物理・化学は足切り回避」が最短ルート。
- 記事内の学習戦略診断シミュレーターで、あなたの属性別に最適プランを5分で算出できます。
1. 令和8年度 試験スケジュールと受験料(公式PDF照合済み)
まず、原子力安全技術センター(NUSTEC)が公開した『令和8年度 受験の手引き』から、確定情報だけを抜き出します。私が公式PDFを1行ずつ照合した結果がこちらです。
受験料・試験会場・合格発表
| 項目 | 第1種 | 第2種 |
|---|---|---|
| 受験料(消費税等込み) | 19,800円 | 14,124円 |
| 試験課目 | 5課目 300点満点 | 5課目 210点満点 |
| 試験方法 | 全課目択一式(マークシート方式) | |
| 受験資格 | 制限なし(年齢・学歴・国籍不問) | |
| 試験会場 | 札幌・東京・名古屋・大阪・福岡(5会場) | |
| 合格発表 | 令和8年10月5日(月) | |
| 申込方法 | NUSTEC公式サイトからインターネット申込み | |
ゆんさん、第2種って受験料がだいぶ安いんですね。私みたいな1年目はまず第2種から狙うのもアリですか?
うん、第2種は密封線源のみを扱える資格で、出題範囲も第1種より浅め。合格実績を先につくる戦略は私もよく勧める。
ただし医療現場や原子力施設のキャリアを本気で狙うなら、結局は第1種が必要になる場面が多いから、最初から第1種一本に絞る人も多いよ。
2. 合格率と難易度の「正しい読み方」
合格率17%、26%という数字だけ見ると尻込みしそうですが、私(YUN)が伝えたいのは「準備すれば必ず届くレベル」だということです。直近2年の公式データを並べてみます。
| 年度 | 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 (2025) | 第1種 | 3,074名 | 824名 | 26.8% |
| 第2種 | 1,468名 | 254名 | 17.3% | |
| 令和6年度 (2024) | 第1種 | 3,122名 | 1,008名 | 32.3% |
| 第2種 | 1,632名 | 358名 | 21.9% |
難易度の目安は第1種が偏差値57〜58、第2種が56(民間サイト集計)。エネルギー管理士や宅地建物取引士と同等レンジで、正しい戦略で300〜500時間積めば合格圏に入ります。
「第2種のほうが合格率が低い」のは、母集団の差です。第1種は理系大学生・医療従事者が多く、第2種は本格的な対策をせず受験する層が一定含まれます。第2種が難しいわけではなく、油断する人が多いだけ — 過去問対策をすれば第2種のほうが速く取れます。
3. 試験課目・時間割・配点の完全マップ
合格戦略を立てるには、まず配点と試験時間を正確に押さえる必要があります。公式PDF p.10「試験課目及び時間割」から要約します。
第1種(5課目・300点満点)
| 日程 | 課目 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 8/19(水) | 法令 | 75分(10:00-11:15) | 60点(五肢択一30問) |
| 実務 | 100分(13:00-14:40) | 60点(多肢択一6問) | |
| 物理 | 110分(15:30-17:20) | 60点(五肢30問+多肢2問) | |
| 8/20(木) | 化学 | 110分(10:00-11:50) | 60点(五肢30問+多肢2問) |
| 生物 | 110分(13:30-15:20) | 60点(五肢30問+多肢2問) |
第2種(5課目・210点満点)— 1日完結
| 課目 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 法令 | 75分(10:00-11:15) | 60点(五肢択一30問) |
| 実務 | 75分(13:00-14:15) | 60点(五肢10問+多肢2問) |
| 物理・化学・生物(同一時限) | 120分(15:00-17:00) | 各30点 計90点(五肢10問+多肢1問) |
第2種って物理・化学・生物が1時限120分で3課目同時なんですか? 切り替えが大変そう…
そう、これが第2種の特徴。1課目40分目安で配分する練習が必要だね。
逆に第1種は1課目110分あるから、計算問題でも落ち着いて解ける。試験形式の違いも、どちらを受けるか決める判断材料になるよ。
4. 合格基準は「各課目5割 かつ 合計6割」— 文系の勝ち筋
ここが本記事で最も伝えたい部分です。公式PDF p.10「合格基準について」を引用します。
— 令和8年度 受験の手引き p.10
つまり「どこかで満点を取る必要はなく、5課目をバランスよく60〜70%取ればよい」のです。これが文系・社会人・初学者にとって最大の希望です。
文系・社会人の「合計6割クリア戦略」
合計180点 / 300点(60%)を目指す配分例:
- 法令 45/60点(75%) — 過去問パターンで稼ぐ最重要科目
- 生物 42/60点(70%) — 暗記が効く・文系の得点源
- 実務 36/60点(60%) — 法令と物理の境界知識
- 物理 30/60点(50%) — 足切り回避で十分
- 化学 30/60点(50%) — 足切り回避で十分
- 合計 183/300点(61%) → 合格基準クリア ✅
5. あなた専用 学習戦略診断シミュレーター
ここまで読んで、自分にはどの戦略が合うのか迷っているなら、まずシミュレーターで方向性を掴んでください。5問の質問に答えるだけで、推奨学習期間・課目別得点目標・今日から始める3ステップが出ます。
6. 学校・教材選びの基準 — RadiTech式チェックリスト
独学・通信講座・予備校のどれを選ぶか。私が後輩から相談されたときの判断軸を共有します。
独学が向いている人
- 理系大学生(物理・化学・原子力系専攻)で基礎ができている
- 診療放射線技師として実務で放射線を扱っている
- 過去問を3周する自走力がある
- 費用を抑えたい(テキスト+過去問で2〜3万円)
通信講座・予備校が向いている人
- 文系出身・社会人で基礎から体系的に学びたい
- 計画を立てて進めるのが苦手で外部ペースが欲しい
- 質問できる環境が必要
- 初年度で確実に合格して時間を買いたい(10〜20万円)
教材を選ぶ3つのチェックポイント
- 過去問が直近5年分以上収録されているか — 試験の80%は過去問の類題
- 解説の図表比率が40%以上あるか — テキストだけだと放射線の現象が頭に入らない
- 法令改正に対応しているか — 出題は「令和8年4月1日現在施行」の法令ベース
いきなり青本(放射線概論)を購入するのは初学者には不向きです。網羅性は高い反面、超基礎の説明が省略されており、文系・初学者は10ページで挫折します。私は「エックス線作業主任者の入門書 → 過去問 → 青本逆引き」の順を推奨しています。
7. 6ヶ月モデルスケジュール(社会人想定)
申込日(5/25)から試験日(8/19)までは約3ヶ月。今から始めるなら短期集中型ですが、来年度に向けて余裕を持って取り組む人のために、6ヶ月モデルを提示します。
| 期間 | フェーズ | やること | 1日の学習時間目安 |
|---|---|---|---|
| 1〜2ヶ月目 | 基礎構築 | 高校物理(指数・対数)+ 化学(mol計算)の復習 / 入門書1周 | 1〜2時間 |
| 3〜4ヶ月目 | 本格学習 | 青本を法令→生物→化学→物理→実務の順に通読 | 2〜3時間 |
| 5ヶ月目 | 過去問1周 | 直近5年分を解き、間違えた問題に付箋 | 2〜3時間 |
| 6ヶ月目 | 過去問2-3周+弱点補強 | 付箋問題の反復 / 法令の数字暗記 | 3〜4時間 |
| 試験前1週間 | 仕上げ | 模試形式で時間配分の練習 / 過去問の超頻出論点を再確認 | 4時間以上 |
仕事しながら1日2-3時間って、結構ハードルが高い気がします…
うん、だからスキマ時間の活用が鍵になる。通勤30分×2 + 昼休み20分で1時間20分は積める。残り1時間を夜にまとめれば達成できる計算。
私の後輩は、法令の数字暗記をスマホのフラッシュカードアプリに入れて、エレベーター待ちで回してたよ。
8. よくある質問(公式FAQ+実務目線で補足)
Q1. 年齢や学歴に制限はありますか?
ありません。公式FAQ「Q1:年齢や学歴の制限はありません」。実際に高校生から定年退職後の方まで毎年受験しています。
Q2. 第1種と第2種、どちらを先に受けるべき?
キャリアの方向性によります。診療放射線技師や原子力施設のキャリアを目指すなら第1種を直接狙うのが効率的。第2種を受けて経験を積んでから第1種に挑む戦略もありですが、第2種合格は第1種の科目免除にはなりません。
Q3. 合格証はいつ届きますか?
令和8年11月上旬頃、原子力規制委員会より合格証が交付されます(公式手引き p.5)。合格発表は10月5日、約1ヶ月後の到着です。
Q4. 試験中止になった場合、受験料は返ってきますか?
試験を中止した場合に限り、受験者全員に返還されます。ただし移動・宿泊の予約変更料は補償されません。遠方会場で受験する人は航空券・ホテルのキャンセルポリシーを確認しておきましょう。
Q5. 過去問は何年分やればいい?
最低5年分、できれば10年分。公式試験の出題は法令改正以外パターンが安定しており、過去問の類題が80%以上を占めます。10年分を3周すれば合格圏内に達する受験生が多数派です。
9. 主任者資格は「キャリアの土台」になる
最後に、なぜ私(YUN)がこの資格を全力でおすすめするか。それは放射線技師としてのキャリアの土台になるからです。
- 医療機関:放射線管理区域の責任者ポジション、放射線安全管理委員会の中核に
- 原子力施設・研究機関:第1種保持者は配置義務職、転職市場で常に募集あり
- 製造業・非破壊検査:RI機器を扱う工場での選任、年収レンジが上がる
- 独立・副業:放射線安全管理コンサル、教育講師としての展開も可能
- 診療報酬への波及:施設の放射線安全体制整備に貢献し、施設基準の充実につながる
参考資料・出典
[1]公益財団法人 原子力安全技術センター『令和8年度 放射線取扱主任者試験 受験の手引き』(2026年5月発行)PDF
[2]原子力安全技術センター 公式サイト「放射線取扱主任者試験」https://www.nustec.or.jp/syunin/syunin01.html
[3]放射性同位元素等の規制に関する法律(昭和32年法律第167号)および同法施行規則(昭和35年総理府令第56号)
[4]令和7年度/令和6年度 試験結果(NUSTEC発表データ)


















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