【07/13】CT (Computed Tomography) 論文ピックアップ

- CT画像における腎腫瘍のWHO/ISUPグレード予測のための自己注意ベースモデル:Variable Vision Transformer (vViT)を用いたマルチモーダル深層学習
- 中間心室型たこつぼ心筋症におけるフォトンカウンティングCTの有用性
- 大腿骨基準3D-CTによる内側型高位脛骨骨切り術(OWHTO)後の膝蓋骨高低下の検出と矯正量との相関:従来型レントゲン指標との比較
- CT画像、臨床データ、ラジオミクス特徴量を統合したマルチモーダル学習モデル「vViT」を開発し、腎腫瘍の悪性度(WHO/ISUPグレード)分類を行った。
- テストデータにおいて精度0.811、AUC 0.856を達成し、従来のViTやResNeXtと比較しても高い性能を示した。
- 特徴量の寄与度分析により、悪性度予測においてラジオミクス特徴量が最も支配的な因子であることが明らかになった。
- 本モデルは、臨床データと画像情報を統合することで、腎腫瘍の非侵襲的なグレード予測における有用性を示した。

この研究は、マルチモーダルAIが画像診断の補助ツールとして実用化される可能性を示唆しており、今後は大規模データセットでの検証による精度向上と臨床現場への実装が期待されます。
- 腎癌診療ガイドライン
| 著者 | Usuzaki Takuma, Matsuno Eriya, Shizukuishi Takashi, Inamori Ryusei, Zeng Yuwen, Zhang Xiaoyong, Oguro Sota, Homma Noriyasu, Takase Kei |
|---|---|
| 所属 | Department of Diagnostic Radiology, Tohoku University Hospital, Sendai, Japan. |
| 雑誌 / 年 | Eur J Radiol Open (2026) |
| リンク | PMID: 42436714 | DOI: 10.1016/j.ejro.2026.100796 | PMC13355505 (全文) |
- 情動ストレス後に胸痛とトロポニン上昇を呈した63歳女性の症例を報告。
- フォトンカウンティングCT(PCD-CCTA)により、冠動脈疾患の除外と心筋の壁運動異常の評価を一度の撮影で完結。
- 従来の心エコーでは判別困難であった中間心室型たこつぼ心筋症の特徴を、高精細なシネ再構成画像で明確に捉えた。
- 心臓MRIによる追跡調査で壁運動の回復を確認し、本症の診断におけるCTの臨床的有用性を実証した。

フォトンカウンティングCTは冠動脈と心機能の同時評価が可能なため、今後は急性胸痛診療における迅速な鑑別診断の標準的なツールとして普及が期待されます。
- 循環器疾患診療ガイドライン(日本循環器学会)
| 著者 | Chikh Bakri Ismaiel, Euler André |
|---|---|
| 所属 | Department of Radiology, Kantonsspital Baden, affiliated Hospital for Research and Teaching of the Faculty of Medicine of the University of Zurich, Im Ergel 1, 5404 Baden, Switzerland. |
| 雑誌 / 年 | Radiol Case Rep (2026) |
| リンク | PMID: 42437143 | DOI: 10.1016/j.radcr.2026.06.018 | PMC13355750 (全文) |
- OWHTO術後の膝蓋骨高の変化について、従来の手法(CDI、FPHI)と大腿骨基準の3D-CT評価を比較検討した。
- 3D-CT評価では、術後に平均3.0mmの膝蓋骨高の低下と、1.5度の外側への傾斜が有意に検出された。
- HKAアングルの矯正量と3D-CTによる膝蓋骨高低下の間には有意な相関が認められたが、従来のレントゲン指標では確認されなかった。
- 3D-CTは従来のレントゲン検査よりも高い再現性(ICC 0.97)と感度で膝蓋大腿関節の変化を評価できる可能性が示唆された。

この研究結果は、OWHTO後の膝蓋大腿関節症のリスク管理において、従来の2次元評価を超えた3次元的アプローチの重要性を臨床現場に提起するものです。
- 変形性膝関節症診療ガイドライン
| 著者 | Dobashi Shinya, Iwasaki Koji, Ebata Taku, Sato Dai, Matsuoka Masatake, Onodera Tomohiro, Kondo Eiji, Iwasaki Norimasa |
|---|---|
| 所属 | Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine and Graduate School of, Medicine, Hokkaido University, Sapporo, Hokkaido, Japan. |
| 雑誌 / 年 | J Orthop Sci (2026) |
| リンク | PMID: 42436096 | DOI: 10.1016/j.jos.2026.06.010 |














.jpg)