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RADIOLOGIC TECHNOLOGIST EXAM PRESS

主任者法令ドリル

― 第1種放射線取扱主任者 試験対策 一問入魂 ―
2026年7月8日 第16号 / 主任者の代理者選任 所要 約4分 放射線技師ラボ
代理者選任

主任者不在時の監督体制、どうする?

放射線取扱主任者が職務不能・不在の場合の代理者選任義務と届出について
ドリルに挑むLINA
本連載のナビゲーター/放射線技師1年目・LINA。読者代表として1問に挑戦。先輩のYUNが条文の一次ソースで「ひっかけ」を解説します。

私たち放射線取扱主任者は、施設の放射線安全管理において中心的な役割を担います。しかし、病気や出張などで主任者が一時的に職務を遂行できない、あるいは施設に不在となる状況も想定されます。

そのような緊急時や不在時に、放射線障害の防止を確実に監督し続けるために法令で義務付けられているのが「代理者」の選任です。今日の問題では、代理者に関する重要なポイントを一緒に確認していきましょう。

使い方:選択肢をタップすると、その場で正誤判定が出ます。答えを選んでから、下の徹底解説を読み進めてください。

本日の一問

法令(RI規制法)

放射線取扱主任者の代理者に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

ANSWER
条文の根拠を確認しましょう。

主任者の代理者選任のポイント

放射線取扱主任者が職務を遂行できない、または施設に不在となる際に、許可届出使用者等は放射線障害防止の監督を継続するため、必ず代理者を選任する義務があります。これは放射性同位元素等の規制に関する法律第37条第3項に明記されており、監督体制の途切れない維持を目的としています。

代理者は主任者の職務を代行するため、その職務範囲は使用・廃棄を含む放射線障害防止の監督全般に及びます。また、使用者には代理者の意見を尊重する義務も主任者と同様に課せられます。

代理者選任の要点
主任者 職務不能/不在 → 代理者選任義務
代理者選任届出 → 事由発生から30日以内

なぜ他の選択肢は誤りなのか

他の選択肢はなぜ誤っているのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

期間の取り違え 30日以内

代理者の選任または解任の届出は、事由発生から30日以内に行う義務があります。60日以内ではありません。期間を正確に覚えることが重要です。

職務範囲の限定誤り 職務全般

代理者は、主任者が職務不能・不在の際にその職務を代行するため、職務範囲が放射性同位元素の使用に関する監督のみに限定されることはありません。使用・廃棄を含む放射線障害防止の監督業務全般が対象です。

義務対象の誤解 主任者と同様

放射線取扱主任者の代理者も、主任者と同様に放射線障害防止に関する意見を使用者が尊重する義務の対象となります。代理者は主任者の職務を代行するため、その意見は主任者の意見と同等に扱われるべきです。

⚠ 受験生が陥る罠

受験者は、代理者の選任義務の有無や届出期間を混同しやすいです。また、主任者の意見尊重義務が代理者にも適用される点を見落とさないよう注意しましょう。

YUN
YUN ─ 先輩・第1種主任者

主任者である私が不在の時でも、現場の安全は確保されなければなりません。そのため、代理者の選任は非常に重要なセーフティネットなんですよ。

LINA
LINA ─ 読者代表・技師1年目

代理者も主任者と同じように使用者から意見を尊重されるんですね!責任のある立場だからこそ、当然の義務だと感じました。

ひと目でわかる ─ 放射線取扱主任者の代理者選任ルール

項目区分・補足判定
主任者が職務不能・不在時放射線障害防止の監督を継続するため◯ 対象
代理者の選任届出事由発生から30日以内◯ 対象
代理者の職務範囲主任者の放射線障害防止監督業務全般◯ 対象
使用者の代理者意見尊重義務主任者と同様に義務対象◯ 対象
📌 この1問で押さえる急所

放射線取扱主任者がその職務を適切に遂行できない、または不在となる場合に備え、代理者の選任と届け出が義務付けられています。これは、放射線障害防止のための監督体制を常に維持するための重要な規定です。

解説委員のコラム ─ 出題者の視点

この論点は、試験対策だけでなく、実際に主任者として選任された後の実務においても非常に重要です。万が一の事態に備え、自身の施設の代理者選任状況や、いざという時の連絡体制について、ぜひ確認しておいてください。

放射性同位元素等の規制に関する法律 第37条第3項
切り取り保存 ─ 暗記カード
  • 放射線取扱主任者が職務不能または不在となる場合、代理者の選任が義務付けられている。
  • 代理者の選任または解任の届出は、事由発生から30日以内に行う必要がある。
  • 代理者の職務範囲は、主任者の放射線障害防止に関する監督業務全般に及ぶ。
  • 使用者は、代理者の放射線障害防止に関する意見を主任者と同様に尊重する義務がある。
NEXT ─ 次回 予告
特定放射性同位元素の防護規程
特定放射性同位元素を取り扱う施設に義務付けられる「特定RI防護規程」。その作成・届出義務や、安全管理(safety)とは異なる「防護(security)」の概念について解説します。
← 前回の問題第15号|リニアック放射化物の管理と廃棄
📚 試験全体の戦略も立てよう
配点・合格基準・学習時間の全体設計は 主任者試験 完全攻略ガイド へ。

参考文献・典拠

[1] 放射性同位元素等の規制に関する法律 第37条

ABOUT ME
ゆん
技師歴15年。副業歴5年。投資歴5年。 資格、転職・副業などのキャリア情報と、患者さん向け情報を発信しています。