今週の放射線技師ニュース・週末ダイジェスト(2026年8月第5週)

「電子カルテ導入率100%」を国が目指す — 2028・2030年ターゲットロードマップ

厚生労働大臣が「診療報酬」改定や医療政策の指針となる「医療情報化推進方針」を定め、医療AIと連携した医療・介護DXの基礎として、サービスの安定提供や質の向上、国民の健康増進、医療費と制度の持続可能性確保を目指すことが発表されました。具体的には、2028年度までに療養病床を除く200床以上の病院で、2030年度までには全ての医療機関で「電子カルテ導入率100%」の達成を目指します。
出典: GemMed (医療政策・診療報酬) ↗国内のそのほかの動き
高齢者RSVワクチン接種、医療従事者の推奨が影響
小児院外心停止、AED装着で良好な神経学的転帰3.11倍
出典: QLifePro 医療ニュース ↗海外の最新トピック
米国CMS、同日複数サービスに対する診療報酬削減案を提案
米国の医療保険制度CMSが、同一受診日に複数の検査や処置を受けた場合の2つ目以降の評価を50%削減する案を提示しました。米国の放射線科医団体は「診断精度の低下や患者アクセス悪化を招く」として強い反対を表明しています。
出典: Radiology Business (Policy) ↗読影レポートに「いいね」ボタン導入 — 医師間フィードバック実験
米国の大学放射線科部門において、PACS読影レポートに臨床医からの感謝や高評価をワンクリックで送れる「いいねボタン」を試験導入。放射線科医のバーンアウト予防と診療科間の信頼構築に寄与するか検証が進められています。
出典: Radiology Business (Informatics) ↗今週のX(現場の生の声)
現場で活躍する診療放射線技師のリアルな気づきをピックアップ。実務の安全管理や制度対応のヒントをお届けします。
デジタル資格者証は、まだ免許証の原本ではない
国家資格のデジタル化で、診療放射線技師は令和9年4月以降の開始予定。手続きは大幅に簡素化されますが、デジタル資格者証は原本の代替ではありません。選任届や代理者の指定、転職時の職務経歴書提出など、原本照合が必要な場面があるため紙の免許証は大切に保管しましょう。
出典: X / @yun_radi ↗「大体大丈夫」が、MRI検査では一番怖い
刺青・タトゥー患者のMRI検査について。「ネットで大体大丈夫と見た」という安易な判断は禁物です。顔料に含まれる金属成分や分布は均一ではなく、RFパルスによる局所発熱・熱傷リスクを避けるため厳格なチェックが必要です。
出典: X / @100nichigonoRT ↗顔認証の受付停止トラブル — 窓口と検査室の連携
マイナ保険証の暗証番号忘れから顔認証へ進むも、マスク未着用なのにエラーが頻発し受付が停滞。資格確認書の運用も含め、受付と放射線部門の間でスムーズな案内手順を揃えておく重要性が語られています。
出典: X / @renrengoro ↗今週は国が主導する電子カルテ100%導入目標が大きな話題になりましたね!画像連携やAI読影補助の導入スピードもさらに上がりそうです。海外の「いいねボタン」実験も、チーム医療の温かいコミュニケーション作りにとても素敵なアイデアだと感じました✨
デジタル資格者証やマイナ保険証の話題も含め、現場のDX化はまさに過渡期を迎えているね。新しい仕組みを柔軟に取り入れつつ、安全管理や主任者試験等の専門知識もしっかり磨いていこう!





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電子カルテの普及は、PACSやRISとの連携を加速させます。患者向け検査ガイドに基づいた問診情報や既往歴の即時確認が可能となり、検査の安全性と業務効率が飛躍的に向上します。施設ごとのAIルールファイル運用と合わせた標準化が重要になります。