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RADIOLOGIC TECHNOLOGIST EXAM PRESS

主任者法令ドリル

― 第1種放射線取扱主任者 試験対策 一問入魂 ―
2026年7月20日 第28号 / 予防規程の作成義務 所要 約4分 放射線技師ラボ
予防規程

「安全の番人」主任者の務め 予防規程の核心

施設運営の根幹となる予防規程の作成義務と定めるべき事項を問う。
ドリルに挑むLINA
本連載のナビゲーター/放射線技師1年目・LINA。読者代表として1問に挑戦。先輩のYUNが条文の一次ソースで「ひっかけ」を解説します。

放射線施設を運用する上で、放射線障害予防規程は安全管理の最も重要な柱の一つです。主任者として、この規程が施設の日常管理の「内規」として適切に機能するよう、その内容を深く理解しておく必要があります。

特に法令改正により追加された事項や、誤解しやすい定めるべきでない事項は、試験でも実務でも頻出のポイントです。今日の問題で予防規程の核心をしっかり押さえましょう。

使い方:選択肢をタップすると、その場で正誤判定が出ます。答えを選んでから、下の徹底解説を読み進めてください。

本日の一問

法令(RI規制法)

放射性同位元素等の規制に関する法律に基づく放射線障害予防規程に定めるべき事項に関する記述として、誤っているものはどれか。

ANSWER
予防規程の規定事項を確認しましょう。

予防規程は「日常の管理」を規定します

放射性同位元素等の規制に関する法律に基づく放射線障害予防規程は、施設の日常的な放射線管理を規定する内規です。定めるべき事項として、放射線の量の測定、主任者の代理者の職務、教育訓練など多岐にわたりますが、「施設・設備・機器の廃止に際しての措置」はこれに含まれません。

廃止に際しての措置は、その都度適切に講じるべきものであり、日常の管理を規定する予防規程に定める事項ではないとされています。この点は混同しやすいので注意が必要です。

予防規程の規定事項
測定・代理者職務・教育訓練 → 規定する
施設廃止の措置 → 規定しない

なぜ他の選択肢は誤りなのか

他の選択肢のどこが正しいか確認しましょう。

2022年改正で追加 最新知識

「放射線の量の測定(測定の信頼性確保に関する事項を含む)」は、予防規程に定めるべき19事項の一つであり、2022年のガイド改正で追加された重要な項目です。

定めるべき重要事項 体制の根幹

放射線取扱主任者が職務を遂行できない場合の代理者の選任やその職務に関する事項は、予防規程に定めるべき重要事項として明記されています。

重要な安全管理措置 人材育成

放射線業務従事者への教育訓練は、放射線障害防止のための基本的な安全管理措置であり、予防規程においてその実施について定める必要があります。

⚠ 受験生が陥る罠

予防規程は施設の安全を継続的に確保するための「日常管理」の規程です。施設の「廃止」という一回限りの特別な措置は、その都度適切な対応が求められるため、日常の規程には含めないという点が受験者を惑わせるポイントです。

YUN
YUN ─ 先輩・第1種主任者

リナさん、予防規程は施設の「憲法」のようなもの。何が書かれていて、何が書かれていないか、しっかり把握しておこう。特に最新の改正点は要チェックだ。

LINA
LINA ─ 読者代表・技師1年目

い、先輩!日常の運用に関わる部分が予防規程で、廃止は別、と整理できました。測定の信頼性確保が追加されたのも忘れずに覚えます!

ひと目でわかる ─ 予防規程で定めるべき事項(例)

項目区分・補足判定
放射線の量の測定信頼性確保に関する事項を含む◯ 対象
主任者の代理者の職務選任や職務内容◯ 対象
放射線業務従事者の教育訓練実施内容・頻度など◯ 対象
施設・設備・機器の廃止の措置その都度適切な措置を講じる× 対象外
📌 この1問で押さえる急所

放射線障害予防規程は、施設の日常的な安全管理を継続的に行うための内規であり、施設廃止のような一過性の特別な措置は規定しない。2022年改正で「測定の信頼性確保」が追加された。

解説委員のコラム ─ 出題者の視点

この「予防規程」の論点は、単に暗記するだけでなく、主任者として「なぜこの事項を定めるのか」を理解することが重要です。現場では、規程に沿った運用ができているか、定期的に確認し改善するPDCAサイクルを回すことが求められます。

放射性同位元素等の規制に関する法律
切り取り保存 ─ 暗記カード
  • 放射線障害予防規程は、放射性同位元素等の規制に関する法律に基づき、放射線障害の防止のために作成が義務付けられています。
  • 規程には、測定、主任者の代理者の職務、教育訓練、健康診断、記帳・保存、災害時・危険時の措置など、多岐にわたる19の事項を定める必要があります。
  • 特に2022年の改正では、「測定の信頼性確保」に関する事項が追加され、測定器の点検・校正を1年ごとに行う計画や記録を規定することが求められています。
  • 施設・設備・機器の廃止に際しての措置は、日常管理を規定する予防規程には含めず、その都度適切な対応を講じます。
NEXT ─ 次回 予告
特定RIの防護措置と区分
IAEA区分1〜3の特定放射性同位元素は、通常の安全管理とは別に、盗取や妨害行為を防ぐための「防護措置」が義務付けられています。次回はこの「防護(security)」の概念、D値による区分、そして具体的な体制について深掘りします。
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参考文献・典拠

[1] 放射性同位元素等の規制に関する法律

[2] 放射線障害予防規程に定めるべき事項に関するガイド(NRA 令和4年3月16日一部改正)

ABOUT ME
ゆん
技師歴15年。副業歴5年。投資歴5年。 資格、転職・副業などのキャリア情報と、患者さん向け情報を発信しています。