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RADIOLOGIC TECHNOLOGIST EXAM PRESS

主任者法令ドリル

― 第1種放射線取扱主任者 試験対策 一問入魂 ―
2026年7月19日 第27号 / 主任者免状の選任範囲 所要 約4分 放射線技師ラボ
免状と施設

資格と施設、選任の正しい組み合わせは?

第1種・第2種・第3種の免状で、どの施設区分が監督できるか正確に把握しましょう。
ドリルに挑むLINA
本連載のナビゲーター/放射線技師1年目・LINA。読者代表として1問に挑戦。先輩のYUNが条文の一次ソースで「ひっかけ」を解説します。

放射線取扱主任者は、その免状の種類によって監督できる施設の範囲が定められています。試験に合格し、免状を取得したからといって、全ての施設で主任者になれるわけではありません。この基本的な選任範囲を正確に理解しておくことは、主任者としての第一歩です。

特に、非密封線源や放射線発生装置を扱う大規模な施設では、専門性の高い第1種主任者が必須となります。しかし、その他の施設では異なる種類の免状でも選任できるケースがあります。今日の問題を通じて、ご自身の免状がどこまで対応できるかを確認しましょう。

使い方:選択肢をタップすると、その場で正誤判定が出ます。答えを選んでから、下の徹底解説を読み進めてください。

本日の一問

法令(RI規制法)

放射性同位元素等の規制に関する法律において、第2種の放射線取扱主任者免状を持つ者が監督できる施設として、次のうち正しいものはどれか。

ANSWER
免状の種類ごとの選任範囲を確認しましょう。

第2種主任者免状で監督できる施設

放射線取扱主任者を選任する際、その施設の特性に応じて必要な免状の種類が定められています。放射性同位元素等の規制に関する法律における資格区分では、第2種主任者免状を持つ者は、非密封線源や放射線発生装置、大規模密封線源を使用する施設では選任できません。これらの施設には第1種主任者免状が必須です。

しかし、「その他の許可対象の密封線源」を使用する施設であれば、第1種または第2種主任者免状のいずれかで監督が可能です。

主任者免状と選任範囲
非密封線源・発生装置・大規模密封線源 → 第1種が必須
その他の許可密封線源 → 第1種または第2種で選任可

なぜ他の選択肢は誤りなのか

誤った選択肢がなぜ間違いなのかを見ていきましょう。

免状の混同 第1種必須

非密封線源を使用する許可施設では、放射線障害防止の監督のため、第1種の放射線取扱主任者免状を持つ者が選任されることが義務付けられています。第2種免状では監督できません。

免状の混同 第1種必須

放射線発生装置を使用する許可施設も、その管理の専門性から、第1種の放射線取扱主任者免状が必須とされています。第2種免状では監督できません。

規模の誤解 第1種必須

大規模な密封線源を使用する許可施設では、そのリスクの高さから、第1種の放射線取扱主任者免状を持つ者が選任されることが義務付けられています。第2種免状では監督できません。

⚠ 受験生が陥る罠

免状の種類ごとの細かな選任範囲を曖昧に覚えていると、誤った選択をしてしまいます。特に「許可施設」という共通項の中で、何が第1種必須で、何が第1種または第2種で監督可能かを正確に区別することが重要です。

YUN
YUN ─ 先輩・第1種主任者

免状の取得はゴールではなく、スタート地点に過ぎません。皆さんの免状が、どんな場所で、どれだけの責任を持って監督できるのか。その具体的な範囲を把握しておくことは、主任者としてのキャリアを考える上でも大変重要ですよ。

LINA
LINA ─ 読者代表・技師1年目

私、第2種を取ったらどんな施設でも監督できるって、漠然と思っていました!「大規模」とか「その他の許可対象」とか、それぞれの施設の定義もしっかり押さえないといけないんですね!

ひと目でわかる ─ 放射線取扱主任者免状ごとの選任範囲

施設の種類必要な免状第2種での選任
非密封線源を使用する許可施設汚染リスクが高く厳重な管理が必要× 対象外
放射線発生装置を使用する許可施設電子線・X線等のエネルギーや出力に関する専門性が必要× 対象外
大規模密封線源を使用する許可施設放射能が大きく、厳格な防護措置が求められる× 対象外
その他の許可対象の密封線源を使用する施設上記以外の密封RIを使用する施設◯ 対象
密封の届出使用・販売・賃貸の事業所比較的リスクが低い密封RIの取扱い◯ 対象
📌 この1問で押さえる急所

第1種・第2種・第3種の各免状で監督できる施設の範囲を正確に理解しておくことが、法令遵守の基本です。特に、非密封線源や放射線発生装置、大規模密封線源の取り扱いには、第1種主任者免状が必須となります。

解説委員のコラム ─ 出題者の視点

この論点は、受験生の皆さんが将来どのような職場で主任者として活躍するかを左右する重要な知識です。ご自身の免状で監督できない施設に選任されてしまうと、法令違反となりかねません。実務に就く前に、自身の資格で何ができるのかを正確に把握しておくようにしましょう。

放射性同位元素等の規制に関する法律 第34条
切り取り保存 ─ 暗記カード
  • 放射線取扱主任者の免状には、第1種、第2種、第3種があり、それぞれ監督できる施設の範囲が定められています。
  • 非密封線源、放射線発生装置、大規模密封線源(IAEA区分1~3)を使用する施設では、第1種主任者免状が必須です。
  • 第2種主任者免状は、「その他の許可対象の密封線源」を使用する施設で選任が可能です。
  • 第3種主任者免状は、密封の届出使用・販売・賃貸の事業所で選任が可能です。
  • 免状の種類と施設の特性に応じた選任要件を正確に理解することが重要です。
NEXT ─ 次回 予告
予防規程の作成義務と定めるべき事項
放射線障害予防規程は、放射線施設の安全管理の根幹をなす内部規程です。作成義務がある施設や、規程に定めるべき具体的な19事項、さらに2022年改正で追加された重要事項について、次回深掘りします。
← 前回の問題第26号|放射線障害予防規程、必須事項と例外
📚 試験全体の戦略も立てよう
配点・合格基準・学習時間の全体設計は 主任者試験 完全攻略ガイド へ。

参考文献・典拠

[1] 放射性同位元素等の規制に関する法律 第34条

ABOUT ME
ゆん
技師歴15年。副業歴5年。投資歴5年。 資格、転職・副業などのキャリア情報と、患者さん向け情報を発信しています。