RADIOLOGIC TECHNOLOGIST WEEKLY

2026年10月第2週

今週の動き|診療放射線技師のための週末ダイジェスト

今週の重要医療ニュース・施設基準の経過措置・学会動向・現場のリアルな声を1本に凝縮してお届けします。

TOP FEATURE
📋 医療政策・診療報酬

2026年度医療報告、期間変更とDPCデータ提出

厚生労働省は、2026年度の「医療機関機能・病床機能報告」および「外来機能報告」について、報告期間の変更を発表しました。報告様式1は本年10月19日から12月11日まで、報告様式2は11月2日から12月11日までが新たな報告期間となります。また、DPC機能評価係数IIの「体制評価係数」に関するデータは10月15日までに提出が必要です。これらの報告は医療提供体制の評価に不可欠です。

💡 放射線技師の視点

これらの報告は、地域医療の提供体制を評価し、診療報酬改定の基礎となる重要な情報源です。DPC病院に勤務する技師さんは、関連するデータ提出の期限に注意し、部門との連携を密にすることが求められますね。

DOMESTIC TOPICS

国内のそのほかの動き

📝 技師会・アンケート

カスタマーハラスメント対策アンケート協力のお願い

日本診療放射線技師会より、厚生労働省委託事業「業種別カスタマーハラスメント対策の取組支援事業」に関するアンケート調査への協力依頼がありました。医療現場でのハラスメント実態を把握するための重要な調査です。

実務メモ: ハラスメントは誰もが被害者・加害者になり得る問題。当事者意識を持って回答したいですね。
💊 医療政策・診療報酬

がん悪液質治療薬と抗菌剤の併用が禁忌に

厚生労働省は、がん悪液質の治療薬「エドルミズ錠」と抗菌剤「ノクサフィル」の併用を禁忌とする通知を発出しました。エドルミズ錠の副作用が増強されるおそれがあるため、注意が必要です。

🏥 医療行政

医療機関等施設整備費補助金の3回目内示

厚生労働省より、令和8年度(令和7年度からの繰越分)の医療施設等施設整備費補助金について、2次募集分の交付額の3回目内示がありました。医療施設のインフラ整備に関わる重要な情報です。

🔬 医療研究

UK Biobankデータ不正流通事件からデータ管理を検討

京都大学などが、世界最大級の医学研究基盤UK Biobankで発生したデータ不正流通事件を契機に、今後の医療・研究における個人由来情報の管理のあり方について検討結果を発表しました。

GLOBAL PERSPECTIVE

海外の最新トピック

🌍 WORLD DESK

AIが前立腺生検の回避に貢献、最大2割近くの患者で

RadNet社によると、AIソリューションが前立腺がんスクリーニングにおいて、患者の約20%近くが不必要な生検を回避するのに役立つ可能性が示されました。これは、前立腺ケアにおける重要な意思決定をサポートするAIの潜在能力を示すものです。

マンモグラフィAIが消費者向けに直接販売開始、249ドルで

米国の健康・ウェルネス企業Everlywellが、マンモグラフィAI「Clairity Breast」を消費者向けに249ドルで全国展開を開始しました。AIが直接個人の健康管理に利用される新たな動きとして注目されます。

FIELD VOICES

今週のX

現場のリアルな声と、技師アカウントのポストを中心にピックアップ。全文転載はせず、要旨とリンクのみ掲載しています。

@iori_rt_mgmt · 2026-10-09

ポータブルは、戻る前にチューブを見る

診療放射線技師の投稿。病棟のポータブル撮影のあと、同じ患者の再撮影が入った。1回目の画像では、挿管チューブの先端が深かった。その場で見て医師へ伝えていれば、病棟へ戻らずに済んだ。

メモ: ポータブルを終える前に、チューブの位置をその場で申し送りに書く。
@minipiko · 2026-10-10

造影の前に、ルートの漏れを見る

患者の投稿。きょう受けた造影CTでは、点滴のルートが何度も取り直された。手首の次は手の甲で、液が漏れて使えなかった。最後はエコーで血管を探してから、検査に入った。

メモ: ルートの漏れは、造影の前に撮影室で申し送りに書く。
@matsumoto_rt · 2026-10-10

名前の欠けは、画面の手前だけではない

診療放射線技師の投稿。患者の名前の一部が、アプリの画面で黒い四角になった。原因はアプリではなく、装置へ取り込むときの漢字の変換だった。おかしく見えた場所と、原因のある場所は別だった。

メモ: 名前の欠けは、取り込みの文字変換かをメモに書く。
POSTSCRIPT

編集後記

LINA
LINA
今週のトップは、医療機能報告の期間変更でした。DPC病院だと体制評価係数のデータ提出が10月15日までなので、部門の数字を急に聞かれるかもしれませんね。Xでは、ポータブル撮影の投稿が気になりました。チューブの先端が深いまま病棟を出て、再撮影になったという話です。
ラッコ先輩
ラッコ先輩
報告の期限は近いから、頼まれたらすぐ出せるようにしておこうね。ポータブルは、画像を出したら病棟を出る前にチューブの先端だけ見ておくといいよ。気になったら、その場で医師に一言伝える。それだけで、患者さんの撮り直しが一回減るんだ。
LINA
LINA
次のポータブルから、撤収する前に先端の位置を確かめるようにします。造影ルートの投稿も同じで、気づいたことはその場で次の人に渡すのが大事ですね。
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ラッコ技師
「技師の働き方はもっと選べる」をモットーに、資格・転職・副業などのキャリア戦略と、患者さん向けの安心検査ガイドを発信しています。