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RADIOLOGIC TECHNOLOGIST EXAM PRESS

主任者法令ドリル

― 第1種放射線取扱主任者 試験対策 一問入魂 ―
2026年7月2日 第10号 / 放射線障害予防規程 所要 約4分 放射線技師ラボ
規程の核心

放射線障害予防規程、2022年改正の最重要点とは?

事業所の安全管理を司る予防規程。その「改正の核心」を問う一問。
ドリルに挑むLINA
本連載のナビゲーター/放射線技師1年目・LINA。読者代表として1問に挑戦。先輩のYUNが条文の一次ソースで「ひっかけ」を解説します。

放射線取扱主任者として、施設の安全管理の根幹をなす「放射線障害予防規程」は避けて通れない重要テーマです。この規程は、単に法令をコピペするだけでなく、各事業所の実態に合わせて具体的に定める必要があります。

特に2022年のガイド改正では、規程に盛り込むべき事項に重要な変更がありました。この改正の意図と、私たちが規程で明確にすべき「核心」は何だったのでしょうか。一緒に確認していきましょう。

使い方:選択肢をタップすると、その場で正誤判定が出ます。答えを選んでから、下の徹底解説を読み進めてください。

本日の一問

法令(RI規制法)

放射線障害予防規程に関する2022年のガイド改正において、特にその「改正の核心」として重要視され、規程に明確に規定すべきとされた事項は次のうちどれでしょう?

ANSWER
条文の意図と改正のポイントを確認しましょう。

2022年改正の核心は「責任者と手順」の明確化

「放射線障害予防規程に定めるべき事項に関するガイド(NRA 令和4年3月16日一部改正)」によれば、改正の最重要点は「責任者と、責任者を決定する等の行為の手順を明確に規定する」ことです。これは、各業務担当部署の長など、権限と責任を付与された者を明確にし、その業務がどのように実行されるかを具体的に定めることを求めています。

規程は単なるお飾りの書類ではなく、日常の放射線管理が円滑かつ確実に実行されるための「内規」として機能する必要があります。この改正は、その実効性を高めるためのものです。

予防規程改正の核心
規程の機能 → 日常管理を規定する「内規」
改正の重点 → 「責任者」と「行為の手順」の明確化

なぜ他の選択肢は誤りなのか

他の選択肢がなぜ誤りかを確認しましょう。

告示委任 具体値は不可

放射線量率や放射能濃度の具体的な数値限度(例:「600nSv/h」「下限数量」など)は、法律・施行令ではなく文部科学省告示に委任されている場合が多く、予防規程で具体的な数値を定めるものではありません。

規定不要 日常管理のみ

施設・設備・機器の「廃止に際しての措置」は、その都度適切に講じれば良く、予防規程に規定する事項ではないとされています。予防規程は日常の放射線管理を規定するものです。

対象外 内部規定が本質

予防規程は事業所内部の放射線管理体制と手順を定めるものです。外部の登録検査機関の具体的な名称やその選定基準を予防規程に明記する義務はありません。

⚠ 受験生が陥る罠

受験者は、「予防規程」と聞くと義務的に多くの事項を盛り込むべきだと考えがちです。しかし、法令の趣旨を理解し、「何を規定すべきでないか」を把握することも重要です。

YUN
YUN ─ 先輩・第1種主任者

リナさん、今日の問題は予防規程の「本質」を問うものでしたね。単なる法令の羅列ではなく、現場で「誰が、何を、どうするのか」を明確にすることが、いかに重要か理解できましたか?

LINA
LINA ─ 読者代表・技師1年目

い、先輩!特に「責任者と手順」が改正の核心だったというのは、規程が「生きたルール」として機能するために不可欠だと感じました。廃止時の措置を規定しない、という点も、規程の役割を理解する上で重要ですね。

ひと目でわかる ─ 予防規程に規定すべき事項の区分

項目区分・補足判定
各業務の責任者各業務担当部署の長など、権限と責任を付与された者◯ 対象
責任者を決定する等の行為の手順「誰がどの様にいつ主任者を選任するのか」など◯ 対象
測定の信頼性確保に関する事項規則20条に係る点検・校正の方法や記録◯ 対象
施設・設備の廃止に際しての措置その都度適切な措置を講じれば良く、日常管理ではない× 対象外
📌 この1問で押さえる急所

放射線障害予防規程は、日常の放射線管理を規定する事業所の「内規」であり、特に「各業務の責任者」と「行為の手順」を明確に定めることが、その実効性を確保する上で極めて重要です。

解説委員のコラム ─ 出題者の視点

この論点は、試験対策だけでなく、実際に主任者として規程を作成・運用する実務においても非常に重要になります。法令の意図を汲み取り、自施設の状況に合った実効性のある規程を作成することが、安全管理の土台となります。

放射線障害予防規程に定めるべき事項に関するガイド(NRA 令和4年3月16日一部改正)
切り取り保存 ─ 暗記カード
  • 放射線障害予防規程は、事業所の日常の放射線管理を規定する内規です。
  • 2022年のガイド改正では、「各業務の責任者」と「行為の手順」を明確に規定することが最重要点とされました。
  • 施設・設備の廃止に関する措置は、予防規程に規定すべき事項ではありません。
  • 「測定の信頼性確保」に関する規定も、ガイド改正により定めるべき事項に追加されました。
NEXT ─ 次回 予告
免状の種類と選任できる施設
第1種・第2種・第3種放射線取扱主任者の免状によって、選任できる放射線施設の範囲は大きく異なります。次回は、それぞれの資格で管理できる施設について、具体的な違いを解説します。
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参考文献・典拠

[1] 放射線障害予防規程に定めるべき事項に関するガイド(NRA 令和4年3月16日一部改正)

ABOUT ME
ゆん
技師歴15年。副業歴5年。投資歴5年。 資格、転職・副業などのキャリア情報と、患者さん向け情報を発信しています。