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RADIATION THERAPY · IRRADIATION TECHNIQUE

照射技術ガイド|放射線治療

「装置を操作できる」から「その照射法を選べる」へ。放射線治療の照射技術を、任される責任の範囲で4つの段階に分けて並べた学習ガイドです。線量計測・品質管理は目的が違うため、別ページに分けています。

放射線治療・照射技術全20項目2026年8月27日 改訂
🔎

語尾に AI が付いた語は、Google の AI モードで対話しながら深掘りできます(別タブで開きます)。自サイトに解説記事がある語は、記事本文へのリンクにしています。

上から順に進めても、いま必要な項目だけを拾っても構いません。読み終えた項目に印を付けると、この端末に進捗が保存されます(サーバーには送信されません)。線量計測・QA/QC は目的の異なる分野のため、品質管理ガイドに分けています。

照射技術と品質管理を分けて考える

TWO DISCIPLINES

同じ治療室AIで働いていても、この2つは答えるべき問いが違います。混ぜて学ぶと「どちらも中途半端」になりやすいため、当サイトでは習熟の段階表そのものを分けています。

DISCIPLINE 01

照射技術

問い:この患者に、どう当てるか

標的をどこに置き、どの照射法を選び、どうやって毎回同じ位置に再現するか。患者ごとに答えが変わる、臨床判断の領域です。

▼ このページ

DISCIPLINE 02

品質管理(QA/QC)

問い:その装置と線量は、信頼できるか

Gy/MU を確定し、装置が仕様どおりかを周期的に検証する。患者に依らず、装置と手順に対して行う保証の領域です。

品質管理ガイドを見る →

あなたはいま、どの段にいますか

WHERE YOU STAND · 3 QUESTIONS

3つの設問に答えると、読み始める段の目安が出ます。判定はこの端末の中だけで行われ、送信も保存もされません。

Q1

固定具の製作からセットアップまで、指導者なしで一通り任せられますか。


Q2
CBCT の照合画像を見て、寝台を動かすか担当医に相談するかを、自分で判断していますか。


Q3
照射法や分割回数の選択について、根拠となる一次資料まで戻って説明できますか。


RESULT

3問すべてに答えると、おすすめの段が表示されます。

4つの段階と、その積み上がり方

HOW THE LEVELS STACK

照射技術は「装置を操作できること」から始まり、最終的には「その照射法を選ぶ判断ができること」へ向かいます。4つの段は知識の量ではなく任される責任の範囲で分けており、下の段が上の段の前提になっています。飛ばして上だけを読むと、判断の根拠が抜け落ちます。

職能全体をはかる公的な枠組みとしては日本診療放射線技師会の生涯教育制度がありますが、こちらは照射技術という1分野だけを現場目線で刻んだ独自の整理です。年数はあくまで目安で、経験の中身によって前後します。

1ENTRY

安全に照射できる

装置の構造と線量の物理を理解し、インターロックと安全手順を守って、指導のもとで照射を完遂できる。「なぜその操作なのか」を言葉にできる状態を目指します。

目安 1〜2年目技師会 Lv1 相当
2BASIC

標準治療を独力で回せる

固定具の製作から 3D-CRTAI の照射、骨照合による位置合わせまでを一人で担当できる。日々の照射の再現性を、自分の手で担保できる段です。

目安 3〜5年目技師会 Lv2 相当
3EXPERT

高精度治療を任され、後進に教えられる

IMRTAISBRTAI など誤差の許容幅が小さい照射を担当し、判断の根拠を一次資料まで戻って示せる。指導者側に回る段です。

認定資格の取得期技師会 Lv3 相当
4MASTER

照射法の採否を、部門として決められる

技術の巧拙ではなく選択の段。寡分割AIの導入や装置更新を、患者の予後と部門の収益の両面から判断します。

専門技師・管理職技師会 Lv4〜5 相当

段の呼称・到達像・区分は当サイト独自のもので、技師会の認定要件をそのまま示すものではありません。認定条件は技師会の公式ページをご確認ください。

照射技術の全体像

MAP · TAP TO EXPAND

大項目から小項目へ降りる形で、この分野が扱う範囲を並べました。見出しを押すと中身が開きます。橙色の項目は品質管理側の担当で、このページでは扱いません。

患者セットアップと画像誘導

  • 固定具・シェル
  • 骨照合(2D/2D)
  • CBCT照合
  • SGRT(体表面)
  • 呼吸性移動対策

照射法の選択

治療計画

特殊な照射

放射線生物学

線量集中の物理

  • 光子の深部線量特性
  • 電子線の飛程
  • Braggピーク
  • RBE
  • 光子・荷電粒子と物質の相互作用

この大項目は品質管理ガイドで扱います。照射技術と目的・周期・担当者が異なるため、当サイトでは分けています。

吸収線量評価法

線量分布と解析

装置QA・不確かさ

  • 日常・月次・年次QA
  • 機械的精度
  • 計測機器の取扱い
  • 誤差の伝播

読む前に押さえる略語

GLOSSARY · CORE ABBREVIATIONS

放射線治療の資料は略語で書かれます。以下の3系統だけ先に頭に入れておくと、この先の項目がぐっと読みやすくなります。

① 標的の入れ子 ── どこに当てるか

GTV ⊂ CTV ⊂ ITV ⊂ PTV

見えている腫瘍(GTV)に、見えない浸潤を足して CTV。臓器の動き(IM)を足して ITV、セットアップ誤差(SM)まで足したものが、実際に線量を処方する PTV です。守るべき正常臓器は OARICRU Report 50/62AI が定めた国際標準の考え方です。

② 線量の評価 ── どれだけ当たったか

DVH → D95 / D2% / NTCP・TCP

計画の良し悪しは DVHAI(線量体積ヒストグラム)で見ます。D95 は「標的の95%体積が受ける線量」。TCP が腫瘍制御確率、NTCP が正常組織合併症確率で、この2つのバランスが計画の勝負どころです。

③ 生物学的効果 ── なぜ分割するか

4R → LQモデル(α/β) → BED

分割照射が成立するのは 4RAI(再酸素化・再分布・再増殖・回復)で正常組織と腫瘍の回復差を使えるから。その効果を式にしたのが LQモデルAIで、組織ごとの感受性が α/β比。異なる分割法どうしを比較する共通単位が BEDAI です。寡分割の議論はここが土台になります。


【OXRAY】日立の次世代リニアック

🩻 LEVEL 1|装置の構造から
【OXRAY】日立の次世代リニアック|O-リング+ジンバル追尾で「10分がん治療」を実現する放射線治療装置
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核医学・放射線治療の線量管理

📉 LEVEL 3|線量管理
核医学・放射線治療の線量管理|DRLをどう読み、自施設の線量をどう位置づけるか
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積み上がる方向 ↑ LEVEL 1 / ENTRY 基礎導入 装置の構造・線量の物理・治療室の安全 6項目 LEVEL 2 / BASIC 標準技術 固定具・照合・治療計画・生物学的効果 6項目 LEVEL 3 / EXPERT 高精度 IMRT・SBRT・線量管理・一次資料の読み方 6項目 LEVEL 4 / MASTER 極致 高精度化の意思決定・部門の経営判断 2項目 高精度化が分かると、部門の判断ができる 計画が読めると、高精度化の判断ができる 装置が分かると、固定と照合の意味が分かる
積み上がる方向 ↑ LEVEL 1 / ENTRY 基礎導入 装置の構造・線量の物理・治療室の安全 6項目 LEVEL 2 / BASIC 標準技術 固定具・照合・治療計画・生物学的効果 6項目 LEVEL 3 / EXPERT 高精度 IMRT・SBRT・線量管理・一次資料の読み方 6項目 LEVEL 4 / MASTER 極致 高精度化の意思決定・部門の経営判断 2項目 高精度化が分かると、部門の判断ができる 計画が読めると、高精度化の判断ができる 装置が分かると、固定と照合の意味が分かる
4つの段階は独立した分類ではなく、下の段階が上の段階の前提になっている。いま自分がどこにいるかで、次に読む項目が決まる。
LEVEL 1 / ENTRY ── 基礎導入

LEVEL 2 / BASIC ── 標準技術

  • シェル製作と固定具の再現性準備中
  • 2D/2D照合と骨照合の基本準備中
  • 3D-CRT:接線照射とウェッジ準備中
  • CTシミュレーションの描出準備中
  • CBCT:パラメータと画質調整準備中
  • LQモデルと4R:生物学的効果準備中
LEVEL 3 / EXPERT ── 高精度

LEVEL 1 / ENTRY

基礎導入:治療の土台を固める
全6項目・公開済み3本
THEORY

照射技術学の全体像

リニアックから粒子線まで、照射技術の地図を描く。

PHYSICS

放射線を「視る」技術

見えない放射線をどう捉えるか、検出の原理から。

HARDWARE

次世代リニアックの構造

O-リング+ジンバル追尾。装置構造から照射法を理解する。

SAFETY

治療室の安全管理とインターロック

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

WORKFLOW

治療開始までのワークフロー

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

ETHICS

患者接遇とインフォームドコンセント

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

LEVEL 2 / BASIC

標準技術:実践的スキルの習得
全6項目・公開済み0本
PRACTICE

シェル製作と固定具の再現性

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

IMAGING

2D/2D照合と骨照合の基本

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

PLANNING

3D-CRT:接線照射とウェッジ

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

ANATOMY

CTシミュレーションの描出

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

IMAGING

CBCT:パラメータと画質調整

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

BIOLOGY

LQモデルと4R:生物学的効果

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

LEVEL 3 / EXPERT

高精度:高精度治療と一次資料
全6項目・公開済み4本
HIGH-TECH

IMRT・寡分割照射の見直し

包括化と寡分割が照射法の選択をどう変えるか。

DOSE

核医学・放射線治療の線量管理

DRLをどう読み、自施設の線量をどう位置づけるか。

REFERENCE

AAPM TGレポート厳選5選

TG-51からTG-100まで、最初に読むべき一次資料。

REFERENCE

ICRP・AAPM・ICRU 整理

組織と文献が多すぎる人へ。1ページで全部整理。

MOTION

肺SBRT:呼吸性移動対策

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

IGRT

体表面ガイド(SGRT)の運用

準備中の項目です。公開までお待ちください。

準備中

LEVEL 4 / MASTER

極致:高精度化と経営の意思決定
全2項目・公開済み2本
STRATEGY

2026年以降の治療経営戦略

包括化・寡分割時代の収益シミュレーション。

FUTURE

2040年の医療と放射線治療

2040年問題・診療報酬・AI革命を総括する。

線量計測・QA/QC は別ハブへ

DOSIMETRY & QA/QC

線量計測と品質保証は、照射技術と目的も周期も担当も異なる分野です。この一覧からは外し、下記の記事群にまとめています。

出力校正・患者QA実践ガイド

📐 計測ハブ|出力校正と患者QA
線量測定とQA/QC|リニアック出力校正・患者個体別QA・装置定期点検の実践ワークフロー
記事を読む →
AAPM TGレポート厳選5選

📘 一次資料|TGレポート入門
放射線治療の治療技師が最初に読むべきAAPM TGレポート厳選5選(TG-51からTG-100まで)
記事を読む →
RadiTech · 放射線技師ラボ放射線治療 · 照射技術

参考文献

公益社団法人 日本診療放射線技師会生涯教育・生涯学習」(生涯教育制度の区分と認定要件)

公益社団法人 日本放射線腫瘍学会放射線治療計画ガイドライン」(疾患別の標的設定と線量分割の指針)

日本放射線治療専門放射線技師認定機構放射線治療専門放射線技師 認定について」(認定要件・申請区分)

ICRU Report 50 / 62(GTV・CTV・ITV・PTV および OAR の国際定義)

公益社団法人 日本医学物理学会ガイドライン・プロトコル」(外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法/標準計測法12・24)